支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】⑤

(前回までの記事)
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】①
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】②
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】③
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】④

――今は困っておられることはありますか?助成金を申請された際はアルバイトの給料が減ってしまったとお書きいただいていましたが?

そうですね、今は当時よりかは少しずつ戻ってきてはいるので。ちょうどあのときが一番しんどくて、今は普通にいつも通りの生活はやれてるので。あのときの支給があってなんとかよかったなっていうのはあって。

 

――職員さんとは頻繁に連絡を取ったりされていますか?

はい、取ります。もともと卒園してからも施設が好きだったので遊びに行ってたりとか、むしろ職員がおまえ仕事してるのかって聞くくらい結構遊びに行っていたので。だからこそ僕は借金があったときは相談できなかったです。

 

――職員さんの入れ替わりはあまりないのでしょうか?

どうですかね、最近は行ってないのでわからないですけど、まあでも最後に行った時はそれなりに変わっていましたね。でもなぜか、ほとんどの人が僕のことを知っていて、どうやらなんか僕は覚えられているみたいです。それは子供もそうです。遊びに行ったら「あ、Rちゃんですか?」みたいな。「そうです、Rです」っていったら、「そうなんですね、いつも話聞いてます」みたいな感じで、え、なんでだろうみたいなそんくらいなんで。

 

――そういう存在がいるっていうことは施設さんにとってはすごくいいことなのかなって思います。

まあそうですね、なかなかそういう卒園生っていないんで、実際僕の知り合いの卒園生でも卒園してるからあまり施設と関わりたくないって人がやっぱり多いですね。9割くらいは児童養護施設出身であるということを表に出したがらないです。何ならおまえももう卒園してるんだからあまり施設と関わらない方が良いよって言ってくるくらい。

 

――いやな思い出があったからなのでしょうか?

どうなんですかね。それよりかは社会人として生きていくっていうスタンスなんじゃないですかね。「もう施設じゃないんだ!」みたいな。人によっては縛られたルールから解放されたって感じなんですかね。

 

――本日は本当に貴重なお話しをお聞かせいただきありがとうございました。

いろんな人の話を聞けるように引き続き取り組んでいきたいと思います。

僕でよければいつでもインタビューとか話とかします。

 

――役者の活動も陰ながら応援させていただきます。

ありがとうございます!

 

Rさんへのインタビューは以上となります。明るくてとても前向きなお人柄が印象的でした。Rさんの存在は後輩の子供達にとって支えになっているのではないかと思います。

そんなRさんも、どん底に落ち、自ら命を絶つことを選ぶ寸前のところを経験されました。Rさんを踏みとどまらせたご友人や、児童相談所や施設の職員様や現在お勤めの職場の方々のように支えてくれる人の存在がとても重要なんだなと改めて感じます。

有り難いことに、僕で良ければいつでも話させてもらいますよと言ってくださったので、またボランティアクルーに向けての講演会をお願いさせていただけたらと考えております。

※お話しの中に出てくる施設様や個人を批判する目的は一切ありません。

(インタビューアー:松村明香)

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