みらいブログ101福島スタディツアー・ボランティアクルーからの手紙

【福島ツアー・ボランティアクルーからの手紙】

平成28年8月20,21日
第一回福島スタディツアー 感想シート

◇一日目の感想、気付きなど
初めに、里見さんから放射能についての説明があり、また実際に放射物質を計る機械を使って計ってみました。私は、福島にいくことを親に言うときに、少し心配されました。「放射能は大丈夫なん?」私は何の根拠もなく大丈夫だと勝手に思っていました。しかし、里見さんからの説明や実際の数値を見ると、少し怖くなりました。別に人体に影響があるわけではありませんが、放射物質が今私の中に入ってきているのだと、そして私は何も知らずにこの福島にきたのだと思いました。立ち入り禁止区域ではないのにこの数値であれば、禁止区域や第一原発の周辺はどれくらいなのだろうと思いました。
その次に、第二原発の周辺や町の様子をみて、ショックを受けました。正直、パッと見は何も変わらない町でした。しかしよく見ると家が歪んでいたり、家の中がグチャグチャになっていました。そして人が住めそうな町に、人が全くいないことに違和感を感じました。
公園にあったパトカーと警官のお話は衝撃でした。お祈りをささげるとき、私はなんてお祈りをささげたらよいのかわかりませんでした。私が声をかける資格があるのだろうか、と複雑な気持ちでした。
第二原発の周辺や除染作業をしているところを見て、私はまず、怒りがこみあげてきました。わたしは誰もが福島の被災した状況をみにくれば、絶対に原発はよくないと思うはずだと思いました。あの第二原発の周辺をみたときの気持ちや状況は説明できるものではありが、原発があることでこんなにも取り返しのつかないことになっています。なのに、福島の原発を見に来たことがあるはずの安倍首相や政治家はなぜ原発推進をするのか理解できません。あの光景を見て、何も思わなかったんでしょうか。私には考えられません。その憤りが一日中ありました。また、原子力センター?みたいな施設のお話を聞き、私たちはまるで政府のいいように動かされているだけだと感じました。
仮設商店街では、商店街といえるようなものではなく、本当に小さいものでしたが、おばあちゃんが笑顔でここで初めて、福島に希望はあることを知りました。
夜の車座でみんなで話し合ったとき、それぞれの思いを知れてよかったです。一番感動したことは、人それぞれ思うことはあるけれど、日本のために、子どものために、将来生まれてくる命の為に、思ってくれる大人がいることです。政治家は「日本の未来の為に」という言葉をよく口にしますが、到底心の底から思っているとは思えません。しかし、車座でいろんな話を聞いたとき、こんな大人たちがいれば、日本は変わることができるのではないかと希望を持つことができました。

◇二日目の感想、気付きなど
津波ミュージアムでは、津波がくることの恐ろしさを味わいました。実際に、津波の高さの目盛りがあり、どのくらいだと立てる、このくらいだと流されてしまうなどリアルに描いてあり、恐ろしく感じました。また、避難所の生活がそのまま再現しているところがあり、ペットは避難所に入れない可能性が高いというお話をきいて、想像してみました。実際にこんな暮らしをしてる自分と、ペットや家族と離れ離れになった自分を想像したら怖くてたまりませんでした。精神がおかしくなるだろうと思いました。

子どもたちのがんばっぺ宣言をみて、涙がこみあげてきました。子どもたちもいろんなことを考えているのだなと、そしてとても前向きで明るい未来を感じました。この未来を大人たちの手でつぶさせたらいけないと強く感じました。

◇スタディツアーを通じての決意、実践しようと思うこと。
福島で見て、感じたことを一人でも多くの人に伝えたいです。そして、見て感じたことをいつまでも忘れないでいたいです。
また、節電を心掛けたいです。

◇ボランティアクルーに伝えたいことがあればお願いします。
絶対に福島に足を運んで、自分の目で見てほしいです。
みんなが思っているほど、福島は危なくないです。復興は全然していません。けど福島の人は明るいです。絶対に自分の目で見て、感じてほしいです。もしかしたら人生変わるかもしれません。私はそれくらい行って良かったと思っています。

◇ツアーを企画して頂いた豊島さん、そして盛和塾の経営者のみなさんにメッセージをお願いします。
こんな素敵なツアーに参加させて頂きありがとうございました。大人の方みなさんは本当に日本のこと、子どもたちのことを思っているのだなと、感じることができました。こんな素敵な大人たちがいることに驚き、希望が見えました。このような機会を無駄にせず、私にできることは少ないかもしれませんが、私は伝える役目を負います。どんなことがあっても、このツアーで見たこと感じたことは忘れません。
本当ありがとうございました。
寝ずに運転してくださった宮田さん、福田さんありがとうございました。

◇来年もツアーを開催したいと思っています。来年行かれる方の為にツアーの良かった所、改善したほうが良いところをお願いします。
夜行バスは辛かったですが、お金もないし、みんなと話せて仲良くなれたので、飛行機ではくてもよかったです。食事の件も、今回のやり方でよいと思います。しかし、学生に一食1000円はとてももったいなく感じました。もっと安くて大丈夫です!また、部屋割りも、女子は贅沢に個室を使わせてもらいましたが、大部屋で大丈夫です。男子と一緒は嫌ですが、女子だけなら全然構いません。
改善してほしいところは、強いていうなら、スケジュールをもう少し詳しく教えてほしかったです。次どこにいくのかなどわからなかったので、知りたかったです。

◇その他
家に帰り、母に福島で見たこと感じたことを話しました。
母と話して一番考えさせられたことがあります。母の実家は和歌山で、昔、和歌山では、原発をおくという話が持ち上がったことがあるそうです。そのときに母は、「原発は安全だとアピールするけど、それならなんで田舎のほうに原発をおしつけるんだ。安全なら人の多い都市部に作っても問題ないはずだ。万が一のことを想定しているから、人の少ない、被害を少なくできる田舎に押し付けようとしているんじゃないの。じゃあ田舎のひとはどうなってもいいんか」母もだいぶ思うところがあったようで、怒っていました。確かにそうだと思いました。原発センターの話もそうですが、万が一を想定しているから、田舎のほうに原発を置いているのに、蓋を開けてみれば、万が一を想定していませんでいた。はおかしい話です。
やはり誰かに話をすることは大事だと感じました。

最後に、
谷山さん、こんな素敵な機会を与えてくださり、ありがとうございました。
一緒に参加したみなさん、みんなと知り合えてよかったです。ありがとうございました

 

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