内容 島田妙子さんによる『幸せって何だっけ〜人にも自分にもあたらない社会を目指して〜』
「感想・気づき」
島田さんのお話は衝撃の連続でした。親からどんなことをされても、優しい姿を知っているから、戻ってくれることを信じ続けている子ども達はたくさんいると感じました。
喜怒哀楽の感情を抑えている子ども達に出会うことがあります。また、家で相当我慢しているのか学校では自分の感情のままに動いたり、独占欲の強い子どももいます。
また、虐待をしてしまった保護者の罪悪感についてとても勉強になりました。
以前、検診に来ない子どもの様子を確認する保健師さんのお話や児童相談員の仕事を勉強したことがあります。本当は保護者の方にもっと寄り添い支援をしなくてはいけないのに、虐待で命を落とす子どもも出てきており、子どもの安全を確保することが最優先とされ本来の仕事が出来ていないと聞いたことがあります。当時の私は子どもを守らなくては!という強い想いから保護者の方の気持ちや生活の状態について考えることはできませんでした。しかし、子ども達のこれからのことを考えていくと、保護者と子どもどちらも手厚い支援が欠かせないと感じました。
また、島田さんは「産んでくれただけで合格」という言葉がとても印象に残りました。しかし、私にとってこの言葉は後ろ向きに考えていたり悩んでいる子ども達に簡単に使える言葉ではないということも同時に思いました。島田さんだからこその言葉であり、私はそれぞれ辛い経験をしてきた子ども達の気持ちを共感し、関わり続けていかなければ、この救われる言葉も子ども達にとっては響かないと思います。その前に、子ども達と信頼関係を築きそういった気持ちを話してもらえるまでにならなくてはならないとも感じました。
マッハ先生との出会い…。私も似たような経験があります。あの先生と出会わなければ今の私はなかった…と思うことがたくさんあります。だから、私も保健室の先生になって子ども達が保健室にやってきた本当の理由を見抜き、子どもが自分と向き合い納得でき成長できる支援ができる先生になりたいと思っています。
「新たな課題や実践したいこと」
「怒」について、確かに学校現場で教えていないな感じました。しかし、心の健康やアサーショントレーニングなど似たような教育は行っています。保健指導でこのような教育を取り入れていこうと思いました。
「ストレスは溜めるものではなく感じるもの」なるほどと思いました。私の場合嫌なことがあっても、寝たら忘れてしまいます。多少のことはまっいっか!と思ってしまいます。それでも残っているものもあります。その時は、自分が納得するまでそのことについて考えます。それで答えが出ると、次の日にはそのモヤモヤはなくなります。私はこのようにしてストレスを対処してきました。人によって違うと思いますが、それでもモヤモヤが収まらない時は紙に書いたり付箋をしてみたいと思いました。
「島田さんへのメッセージ」
お忙しい中本当にありがとうございました。学ぶことが多く、本当に充実した時間でした。またお話を聞きに行きたいと思います。
また、虐待をしてしまっている保護者の方にも支援をされていますが、最初は虐待をしている事実を隠そうとする家庭が一般的だと思います。それをどのように崩し、本音を聞き出し支援をされているのか、短い間で考え方を変えられるのか…。私はそういった家庭は島田さんや市の職員を敵と感じ耳を傾けようとしないと思います。そこにどう介入していくのか、とても気になります。今度お会いできたら教えていただけると嬉しいです。
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