児童養護施設出身の子どもたちの高校卒業後の進学率は3割程度で、一般家庭の子どもの約7割の進学率とは大きく差があります。進学しても金銭的な理由から中退してしまうケースも少なくありません。近年、児童養護施設出身の子どもが進学するための奨学金は徐々に充実してきているとはいえ、卒業までの金銭的ハードルはまだまだ高いままです。 児童養護施設の子どもたちの多くは、親や親戚からの後ろ盾がほとんどなく、経済的にも精神的にも頼る大人がいない中で、生活していかなければなりません。アルバイトをして学費や生活費を稼ぎながら学校に通っていても、病気や怪我で一時でもアルバイトができなくなってしまったら、学費が支払えなくなってしまう。そんなギリギリの状況で頑張っている学生が多くいます。そして何かのきっかけで糸が切れてしまい、中退してしまって奨学金の借金だけが残ってしまう子達が多数現実にいるのです。 必死にお金を貯めて夢や目標を持って入学した専門学校や大学の卒業を、金銭的な理由で諦めなくて済むよう、子どもたちを応援できないだろうか…。 私たちは、一人の学生さんの2年〜6年間を数人の大人でサポートできるような仕組みがあれば良いのではないかと考えました。 大学や専門学校などを卒業するまでの数年間、一人あたり月額1万円程度の金銭的なサポートをしながら定期的にオンラインでお子さんを見守ることができる透明性の高いプロジェクトです。 彼・彼女たちが充実した大学生活を送り、社会に出て生きていく準備をすることができるように温かく見守る「オンライン里親」になりませんか?未来ある若者を一緒に応援してください。
STEP1
ページ下の「オンライン里親に関するお問い合わせフォーム」より「無料オンライン相談」「無料資料請求」「無料オンライン説明会に参加」のいずれかをお選びの上、お問い合わせください。
STEP2
オンライン里親プロジェクトの内容をご理解・ご納得いただきましたらこのページのフォームからお申し込みください。
STEP3
長期に渡る支援となるため、厳正な審査の上で支援者を決定させていただきます。お断りする際にも必ずご連絡いたします。
STEP4
※本人が特定されないよう個人情報に多少の修正を加えています。年齢はプロジェクト開始時の年齢です。 ※これまでに支援した学生はこちら
中学3年の時に児童養護施設に入り、卒業までを施設で過ごす 現在は地元で福祉系を学べる4年制大学の1年生
水野由香さんの詳細はこちら
小学1年生から児童養護施設で暮らしている 2024年4月から2年制の保育系専門学校に進学した 将来は保育士を目指している
上杉誠さんの詳細はこちら
小学4年生から高校卒業まで児童養護施設で暮らしていた 2024年4月から4年制大学に進学した
飯田太郎さんの詳細はこちら
中学2年の時に児童養護施設に入り、卒業までを施設で過ごす 将来は保育士として児童養護施設職員になって、卒園した施設の尊敬している先生のようになることが目標
河村いくみさんの詳細はこちら
小学4年生から高校卒業まで児童養護施設で暮らす 将来は広告会社でCMプランナーまたは動画クリエイターとして就職することを目指す、4年制芸術大学1年生
落合かおりさんの詳細はこちら
小学1年生から高校卒業まで児童養護施設で暮らしていた 助産師を目指して2023年4月から4年制大学に進学した
高野小春さんの詳細はこちら
5歳から18歳まで児童養護施設で暮らす 現在自立支援ホームに暮らしながら、技術系の短期大学校に通学(1年生)
中野自由さんの詳細はこちら
小学1年生から19歳まで児童養護施設で暮らす 理系の大学院進学を目指す、国公立大学1年生
黒須大樹さんの詳細はこちら
0歳児から乳児院、児童養護施設でくらしている 児童養護施設の職員を目指し、23年4月から短期大学へ進学
萩原友樹さんの詳細はこちら
2人姉弟の長女 4歳から高校卒業まで児童養護施設で暮らす 施設卒園後は専門学校に通い、23年春から大学に4年制大学に3年次編入した
井上由奈さんの詳細はこちら
6人兄弟の4番目(弟と妹がいる) 3歳の頃から児童養護施設で暮らしている 自動車整備士1級取得を目指して4年制専門学校で学んでいる3年生
佐藤健人さんの詳細はこちら
4人兄弟の長男 中二の頃から高校卒業まで児童養護施設で暮らしていた 23年春から短期大に入学し観光業について学ぶ
中村渉さんの詳細はこちら
3人兄弟(兄と妹) 0歳から児童養護施設で暮らしている 病棟保育士を目指して2023年4月から2年制大学に進学が決まっている。 アルバイトはファーストフードショップ
木村亮さんの詳細はこちら
5歳から小学校4年生までと中学校3年生から卒園するまで児童養護施設で暮らす 2022年4月から4年制大学に進学 アルバイトをしながら社会福祉を学び、児童福祉士を目指している
船木悠斗さんの詳細はこちら
京都生まれ、小学四年生の時に児童養護施設に入る。 2022年4月より医療系専門学校で学び、 体だけでなく心のケアができる理学療法士になることを目指す。
高山勇心さんの詳細はこちら
小学校6年生の時から児童養護施設で暮らす 2022年4月より関東地区の4年制大学に入学 大学在学中に行政書士や宅建などの資格を取って公務員を目指す
河井真由子さんの詳細はこちら
熊本県で生まれ小学6年生の時に児童養護施設に入る 小学生から高校生までサッカー部に打ち込む 教師を目指し、4月より九州の4年制大学に進学する
松下彬人さんの詳細はこちら
福島県で生まれ、4歳から児童養護施設で暮らす 2022年4月より関東地区の4年制大学に入学が決まっている ソーシャルワーカーになることを志し、社会福祉士の資格を取得を目指す
井田楓香さんの詳細はこちら
関東で生まれ中学三年生の時に児童養護施設に入る 2022年4月より関東地区の4年制大学に入学が決まっている 夢はゲームクリエイターになること ※情報保護のため詳細ページを一時的に閉鎖しています
並木陸さんの詳細はこちら
宮崎県で生まれ5歳の時に児童養護施設に入る 2021年4月より地元の4年制大学に入学 夢は社会に貢献する仕事に就くこと
奥田菜緒さんの詳細はこちら
兵庫県内の児童養護施設で育つ 体育系の部活動と飲食店でのアルバイトを経験 理学療法士の資格を取るために4月より4年制の大学に進学予定
津田七海さんの詳細はこちら
これまでに支援した学生
東京都 小原様
生まれた環境や育った環境で、子どもの生き方の選択肢が狭まってしまう。そういう理不尽に対して何かをしたいなとずっと思っていました。
オンライン里親はまさに自分がやりたかったことでしたし、立ち上がったばかりでしたが良い取り組みなのでここからたくさんの人に知ってもらえたら、という気持ちもあり参加させていただきました。
継続して3年間支援をするので、寄付して終わりではなく、学生さんからの毎月の報告で学校の様子や友達と出かけた様子を知ることができるのでうれしいです。また、一緒に支援している里親の方々も優しい方ばかりで、学生さん、里親のみなさんとお話できる 3ヶ月に1度のミーティングは毎回私自身もとても元気をもらえます。
財団の皆様が学生さんと信頼関係を築いた上で、里親と繋げてくださっているので、学生さんも安心してくださっているのではないかなと思います。
きっときっかけがないだけで、取り組みを知れば賛同してくれる方もたくさんいらっしゃると思っています。夢があるのに諦めてしまう子、選択肢を持てない子の道が広がりますように、また同じ気持ちの方とたくさん出会えるように願っています。
東京都 松本様
施設を出た後、親の援助を全く受けられず、アルバイトをしながら自活して大学に通うのはどれほど大変でしょう。
社会人の私達が、飲み会や買い物を少しでも節約し、オンライン里親になる事で、頑張っている学生さん達に大事なお金が有意義に使われる、素晴らしいプロジェクトだと思います。
このプロジェクトがもっと大きく広がる事により、金銭面で進学を諦める人が少しでも減るよう願っています。
また、このプロジェクトの良いところは支援者と対象の学生さんが直接顔を合わせて交流できるところです。
親戚の甥っ子のような感じで、元気にやってる?ちゃんと食べてる?と近況を聞いたり、色々お話できて楽しいです。
奈良県 寺田 裕さん
オンライン里親で自分に支援をしてくれる人が本当にいるのか不安でしたが、みらいこども財団の谷山さんや松村さんが、色々な所で説明を一生懸命にしてくださり、目標人数が集まりとても嬉しかったです。
正直、アルバイトと学校、国家試験の勉強でいっぱいいっぱいになっていたので、オンライン里親の支援を受け、アルバイトを減らし勉強の時間を増やしたり、病院実習でアルバイトが出来ない時に本当に助かったと思います。
また、2、3か月に一度オンラインで面談をさせてもらっていますが、皆さんとても優しく声をかけてくれるので、その度に元気をもらい、改めて頑張ろうと自分のモチベーションの1つにもなったのは、金銭面だけでなく感謝をしています。
今後も、自分が今頑張っていけるのは、たくさんの支援をしてくれる方がいるのを忘れず頑張っていきたいと思います。 こんな素敵な里親さん達とめぐり合わせて頂き、改めてみらいこども財団さんにも本当にたくさんのありがとうを言いたいです。
千葉県 細野由衣さん
オンライン里親を利用して1番良かったことは、自分の時間が取れるようになったことです。 以前までは、生活費に余裕が無いことから、睡眠·食事の時間を削ってまで、アルバイトをしていました。
この時の私は、寝不足且つ栄養不足により、せっかちで常にイライラし、余裕が無かったです。 しかし、オンライン里親を利用したことにより、生活費に余裕を持つことが出来ました。
すると、アルバイトの時間を減らせ、浮いた時間で料理をし、栄養のある食事をしたり、自分の時間を持てるようになりました。 睡眠·食事·娯楽が満足出来てることにより、心に余裕が生まれ、以前よりも学業に熱心に取り組むことができています。
熊本県 田渕里咲さん
私は高校を卒業してからの2年間、病院で看護助手として働いていました。 近くで働く看護師さんを見ていたり、小さい頃に父から看護師を勧められたのもあり、看護の道を選び進学を決めました。
ですが現実はうまくいかず、入学前にかかる費用や入学してからの生活費などは1人で払いきれる金額ではなく、園した施設の園長先生に相談しにいったところ、みらいこども財団さんのお話を聞き、里親さんに支援していただくことになりました。
最初は顔を見せるのも怖いなと思っていましたし、毎月の報告なども自分にはできるかなと不安もありましたが、毎月の報告書を書くようになってから、友達とどこかへ行ったりご飯へ行ったりするたびに『今月はこれを里親さんに見せよう』と写真を撮ることが増えました。
オンライン交流では今もまだ少し緊張しますが、里親さんの話を聞くのもすごく面白くて楽しく、楽しませてもらっています。
私が今、周りの人と変わらず学校に行って勉強できているのは園長先生や施設の職員、みらいこども財団の方々、里親さんの周りの支えや支援があるからです。 これからも日々感謝して体調を崩さず看護師に向けて勉強を頑張りたいと思います。
静岡県 田畑涼花さん
私は、オンライン里親を行い良かったことは2つあります。
1つ目は、自分に余裕ができたということです。 私は、オンライン里親を行う前までは学費のことで頭がいっぱいで、バイトを多くやるや友達と遊ばないなどあまり大学生活を楽しめませんでしたが、多くの方が支援してくれたことにより経済的余裕が生まれました。
2つ目は、個性豊かな里親さんと出会えたことです。 3か月1回里親さんとオンラインで交流会を開く機会があるのですが、最初はとても緊張してあまり話せなかったのですが、今では私の好きなYouTubeに興味を持ってもらったり、地方の情報など多くの話をしています。
私は、オンライン里親を通し感謝の気持ちともっと頑張ろうという活力がうまれます。 本当にオンライン里親をやって良かったです。
某児童養護施設 職員様
みらいこども財団のみなさん、またオンライン里親で里親となって下さっている支援者のみなさんいつも温かいご支援ありがとうございます。
みなさんの支援を受けて、お金のことを気にして生活を送る必要がなくなり、経済的だけでなく、精神的にも余裕が持てていることが見て取れます。
勉学にも、実習にも、アルバイトにも、友人との付き合いや我々施設との関わりにおいても、とても一生懸命に、丁寧な対応ができているように思えます。みなさんの支援は一人の子どもの生活や心を豊かにする取り組みとなっていることを実感しています。
また、みなさんとの出会いで、自分のことを直接支援してくれる人だけでなく、間接的にでも支援してくれている人がいることを学び、決して一人ではなく、応援してくれている人たちがたくさんいることを知り、自分を応援してくれている人たちの思いも大切に、自分の道を突き進もうとしている様子が感じられています。
本当にみなさんとの出会い、関わり、この取り組みが子どもを成長させてくれています。 こういう子どもの成長に携われていることを施設職員として、大変喜ばしいことと感じています。 いつも本当にありがとうございます。
奈良県児童養護施設 職員様
オンライン里親を始めるにあたって、みらいこども財団のスタッフさんが丁寧に本人に関わってくれたおかげで、不安なくスタートを切る事ができました。
裕もオンライン里親を始めるまでは、毎日アルバイトを朝早くから行き、夕方から学校に通うだけで精一杯だった様子でしたが、今では金銭面で少し余裕ができ、国家試験に向けての勉強をしている姿も見る様になりました。
勉強を苦手だった裕がこんなに頑張れているのも、オンライン里親のお陰だとありがたく思っています。
施設の職員以外に、こんなに色々な人たちが自分を応援してくれると感じる事は、本人にとっても大きな励みになっていると思います。本当にありがとうございます。
私自身は金銭的にも不自由のない家庭に生まれ、アルバイトをすることもなく大学を卒業させてもらいました。そして特になんの目的もなく就職活動をして、一部上場企業に就職することもできました(前職)。私のようにただなんとなく大学に行かせてもらえて、なんとなく安定した職に就くことができる人がいる一方で、なりたい職業があって資格が必要であったり、勉強したいことがあって大学に行きたくても、金銭的な理由で諦めなければならない人がたくさんいます。大学に行かなくても活躍している人はたくさんいますし、大学を卒業することが絶対だとは思いませんが、それでもまだ大学を卒業しているかどうかでその後の選択肢が大きく変わってしまうのではないかなと感じています。
金銭的な理由から進学ができないお子さんはもちろん児童養護施設の子どもたちだけではないと思います。もしかしたら「社会的養護」の名の下で奨学金をもらうことができる施設の子どもたちは、恵まれている方なのかもしれません。それでも大学や専門学校の卒業はとてもハードルが高いことに変わりはありません。私たちが児童養護施設の子どもたちを支援することで、この取り組みを広げ、進学を望む全ての子どもたちが進学し、卒業することができるような社会にしていきたいです。そのためにみなさんのお力をお貸しいただけたらと思います。
みらいこども財団では「貧困や虐待についての現状」「児童養護施設の現状と課題」「みらいこども財団の活動内容」について詳しくお伝えするオンラインセミナーを定期的に開催しております。まずはお気軽にご参加ください。
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児童養護施設の子どもたちを支援するには長期間にわたっての支援が必要不可欠です。 現在、児童養護施設に入所する子どもは低年齢化、さらに長期化しております。 1歳から乳児院に入り、18歳で卒業するまで児童養護施設で暮らす子どもが増えています。 そのような子どもたちを長期間支援するために、サポーター会員として継続的寄付をお願いいたします。
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遺言に基づいて特定の個人や団体に資産を分け与えることを「遺贈」といいます。 遺言書の内容により、受取人やその内容を指定することができます。 一部またはすべての財産の受取人として一般財団法人みらいこども財団をご指定いただくことで、日本で貧困や虐待で苦しんでいる子どもたちの支援や奨学金としてご支援いただけます。
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みらいこども財団は、内閣府が主宰する「子供の未来応援基金」の支援を受けています。 子どもたちに寄り添って草の根で支援活動をする団体として、第4回未来応援ネットワーク事業に採択されました。
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