コロナウイルス緊急支援プロジェクト

支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】①

2020年11月25日

支援金をお渡しした方へのインタビュー第三弾です。
Eさんは児童養護施設といくつかの支援団体さんの元での生活を経験されました。インタビューさせていただいた内容を数回に分けて掲載いたします。

生い立ち、家族について

家族構成は複雑で、妹が3人、弟が1人いるのですが、私と次女のお父さんが別で、下3人も別で、歴代でお父さんが3人います。一番最後のお父さんは会ったこともあるし記憶もあるけど、私のお父さんと次女のお父さんは会ったこともなくてどんな人かもわからないという感じですね。

今はおばあちゃんの家に住んでいる形です。最後のお父さんとも離婚してしまって、いつ離婚したのか把握できていないので、どこでいなくなったのかわからないのですが、今はいない状態なので、お母さんとおばあちゃんと、私と次女を抜いた兄弟が一緒に暮らしていて、次女は今一人暮らしで、私も今は学校の寮に入っています。

 

◇施設に入ったきっかけ

一番最後のお父さんが子供に暴力を振るう人で、お母さんも一回言い合いとかでヒステリックを起こされるとこっちも手をつけられないという感じの人で。暴力が日常茶飯事だったのですが、お父さんもそういうタイプだから止めるわけでもなく、真冬のベランダに薄着でほっぽり出されたりとか、部屋が散らかっているからという理由で、自分の部屋にあるものを全部窓から捨てられたりとかっていうのもありました。あそこの家は子供に暴力を振るっているんじゃないかと噂は立っていたのですが、周りも見て見ぬふりのような感じで、その生活が続いていました。

私が小5になったくらいの時に、お父さんに蹴られたか殴られたかで、誰がどう見てもあれはやばいというような痣が顔にできてしまって、それでも学校に行かなきゃ行けないので、学校に行ったら先生が児童相談所に通報してくれて。それが発端で近所に住んでいた人達もあそこの家は度々子供が泣くようなことがあったっていうのを通報してくれて、その時、私と次女がいたのですが、次女も結構暴力を受けている状態だったので、一緒に保護されました。そこから結構長い間、定かじゃないのですが、小5の後半からおそらく半年くらい、一時保護所で生活をしました。

そして小5の後半から小6にかかるくらいの時に、次女と一緒に施設に入りました、次女がちょっと問題を起こしてしまって、先に実家に戻る形で、途中でいなくなってしまったんですけど、私は結局、中3までその施設にいました。

 

◇施設卒業後から現在まで

その後、一応卒業という形で実家に戻ったのですが、結局親とはうまくいかなくて。実家の近くの高校に行っていたんですけど、高2の前半くらいに辞めて、施設にいたときに知り合った支援団体Aの人に助けてもらう形で、高3の年くらいに家を出て、20歳になるまでその団体の所にいました。
その団体の人もいい人ではあるんですけど、ちょっと色々とあんまり良くない部分もあって、結局追い出される形になって。どうしようかなとなっているときに、同じ施設を出た子と連絡を取っていたのですが、その子がお世話になったまた別の支援団体Bのところで1年半くらい過ごしました。
そこから色々あって、今年の5月から学校に行くことになりました。その間も親と連絡を取ってはいて、今戸籍を置いているのは実家という形にはなっています。

(②につづく)

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