(前回までの記事)
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】①
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】②
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】③
ーー支援団体Aさんについてお話しいただけますか?
地域密着型で地域の人には割と「あそこはいいところだよ」って言われていたのですが、まあ蓋を開けてみれば…という感じですね。
最後の最後に追い出される形だった原因も、住む場所も用意してあげて色々やってあげているのに、私があんまりその団体の活動に積極的じゃなくて、結構反発もしていたので、「そんなに気に入らないんだったら出ていけば?」と言われて、私も勢いに任せて「出ていく」って言って、そしたら本当に「OK出ていくんだね、じゃあ1ヶ月以内に出ていってね」と言われて(笑)。19歳の最後くらいだったかな。
バイトをしていたので、まずバイト先に「済む家がなくなったので辞めます」って伝えて。バイト先の人も「住む家なくなったってどういうこと!?行く場所あるの?」となって、「まあ1ヶ月以内に出ていけと言われているので今から探します」という感じで、すごい心配をかけてしまったんですけど…
ーー支援団体Bさんについてもお聞きしてよろしいですか?
施設も同じで、支援団体Aにも関わっていたずっと仲の良い子が「支援団体Bの人だったらなんとかしてくれるかも」と教えてくれたので、連絡を取って、「1ヶ月以内に出て行かないといけなくて、貯金もちゃんとあるわけじゃないし、とりあえず行く場所がないんですけど…」と事情を説明したら、「タイミングをあわせてすぐにおいで」と言ってくれて、行くことが決まりました。すごいそこ(支援団体B)は良くしてくれましたね。
10代の女の子で自分の身体を売って生活をしのいでるという子もいたりするので、そういう子達の逃げ場だったりとか、家庭内に居場所がなくて夜の街をさまよっているような子達のシェルター代わりになる場所の提供活動をしている団体で。そこが持っているシェルターに入れてもらって、お金もないので、ご飯だったりとかバイト先の情報とかも「面接行ってみれば?」って教えてもらっていました。
最初の方は本当に、一応家賃があるんですけど、家賃を払うお金もないって説明して、「それでも良いし、ないのはしょうがないからお金がちゃんと稼げるようになったら返してもらう形で良いよ」っていう感じで入れてもらってましたね。
ーー今その支援団体Bの方には何か相談したりとかというのはできますか?
Bの人もすごく良い人ではあるんですけど、やっぱり性格的に合う合わないっていうのもあるし、私が、うーん、なんていうんだろう…、Bの人がその活動をしてくれていたからすごく助けられたっていうのはあるんですけど、ちょっと賛同しかねない部分もあって。仲が悪いまま縁が切れちゃったわけではないし、向こうはすごく心配してたまに声をかけてくれたりもするんですけど、あんまり私が連絡を返してないという感じです。
めちゃくちゃわがままだなって自分でも思うんですけど、そういう活動をしていたから助けてもらえているけど、やっぱり全部が全部その活動を自分自身も支持できるかって言われたらそんなことはないし、そういうことを言って相手側に嫌な思いをさせたりとか、この子は恩を仇で返す子なんだなって思われたりというのがやっぱりあるので。今まで関わってきた支援団体の人達で今も円満ですんでいるという人はあまりいないですね。
ーーお母様とは今連絡はとれる状態にあるということでしたが、関係としては?
時間がたってだいぶお母さんも丸くなったというか、昔よりはまともに話し合いできるようになったけど、長時間一緒にいるとどうしても喧嘩してしまうので、たまに実家に戻ったりはするんですけど、お母さんが仕事でいないときを選んだりとかうまく時間をずらしてという感じですね。
おばあちゃんとは連絡を取っているし、普通に良好な関係ではあります。
ーー今何かあったときに自分が信頼して相談できる存在だという方はいらっしゃいますか?
同じ施設にいたずっと仲の良い子がいるのでその子だったりとか、中学校の時の友達だったり。あと、支援団体でも一人連絡を取っている人がいるので、その人も今のところは良好にできているので何かあったら相談できるかなって思います。
(⑤につづく)
この記事を書いた人
最新の投稿
- 2024年11月21日みらいブログ児童養護施設ほうもん記
- 2024年11月20日オンライン里親を知ってほしい“ひろがれ!オンライン里親” vol.24. 里親さんからのお誕生日プレゼント
- 2024年11月19日みらいブログ児童養護施設ほうもん記
- 2024年11月18日みらいブログ石川県でのイベント
寄付でご支援いただけませんか?
もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。
生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。