以前、新米社員日記でご紹介させていただいた映画、
「ひとくず」を観てきました。
虐待のシーンは胸が痛くなりますし、少々うっ…という内容もありますが、
最終的には心温まる映画だったと思います。
ただ、私は物語は良いお話しで終わってほしいと考える性格なので
すっきりした気持ちで終わって良かったなと思いますが、
現実は救いがないことも多いのかもしれないと思うと複雑な気持ちになりました。
前回の記事で上西監督の「暴力をふるってしまう親もまた傷ついている」というコメントを
紹介させていただきました。
映画で描かれている母親は虐待をしたいわけではなく、
自分が親に愛された経験がないから自分も子供の愛し方がわからないという母親でした。
すべてがそうではないのかもしれませんが、虐待をしてしまう親も苦しんでいて、
虐待をなくすためには、ただ子供を守るだけではなく、
親の心も救うことができなければならないのだと改めて感じます。
また、虐待されてもなおお母さんのことが大好きでそばにいたいと思う子供の姿も描写されていて、
「このまま虐待を受け続けたらこの子は死んでしまうかもしれない。
でも親子を引き離すことが本当にこの子の幸せなのか?」
と、児童相談所や児童養護施設の職員様の葛藤は絶えないのではないかなと想像しました。
きっとこの映画で描かれていることがすべてではないですが、
あるひとつの側面から見た虐待を知ることができるということは間違いないと思います。
見ることができて良かったと思いました。
終わってから舞台挨拶がありました。
個人的な話になりますが、このような小さな劇場での映画館は初めてだったので、
とても新鮮でした👀
映画「ひとくず」HP:https://hitokuzu.com/
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