先日ある施設様に訪問させていただき、
施設長様と職員様とお話しさせていただく機会をいただきました。
お話しさせていただいている中で、ボランティアと同様に
職員様も辞めてしまわれる方が多いということをお聞きしました。
志と強い想いを持って入ってきてくれるけれど、
見返りのないことの方が多く、ギャップに苦しむ方が多いのではないかということでした。
でもそこで施設長様と職員様はこんなことをおっしゃっていました。
「ほっておいたら死んでしまうような子どもたちが、
何も心配せずに寝て起きたら明日がある。
その中で明日が楽しみだと思ってくれたらそれで十分なんじゃないか。」
「愛された記憶というのは命綱。
1本1本が細くてもたくさんあれば、何かあったときの助けになるかもしれない。
職員やボランティアとして関わることはその細い1本になること。」
というようなお話をしてくださいました。
そのお言葉から子どもたちに対する深い愛情を感じると同時に、
自分にとってとても心強く思いました。
見落としてしまいそうな、でも目の前にある確かな奇跡を感じながら、
子どもたちにとっての細い1本の命綱を増やすことができるように、
これからも自分にできることを精一杯取り組んでいきたいです。
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