児童養護施設などで暮らした子どもたちの退所後の実態を調べるために
厚労省が初めて全国調査を行った結果が4月末に公表されたようです。
(厚労省のページで見つけることができず、どこで見られるかわかる方がいたら教えてください🙇♂️)
ニュース記事によると、施設等のサポートを受けていない人が5人に1人という結果だったそうです。
退所後に困ったことがあっても相談できず、孤立してしまった女性のお話も紹介されています。
施設職員様のお声を聞いていると、アフターケアに課題を感じながらも
人手もお金も回せないというのが実情のように感じます。
今回2019年度までの5年間に施設などを対処したおよそ2万人が調査対象だったようですが、
回答者は約3千人と全体の14.4%、調査票を渡すことができた人は4割にも満たなかったこともわかりました。
初めてこのような調査が行われたことはとても意義のあることだと思いますが、
1万2千人以上は居場所や連絡先がわからないということになります。
結果からも相当に厳しい現状はうかがえますが、
実際はこの結果よりもさらに厳しい状況だということだと思います。
支援の手が届かない人にどうやって届けるのか…
とても難しい課題に、施設職員様、様々な支援団体様が取り組んでいます。
でもそれだけでは限界があり、記事にもある通り制度が作られる必要があると思います。
今回調査が行われたことも多くの人が声をあげてきた過去があるからだと思うので、
より多くの人に知っていただき、社会全体で現状を変えていけるように
私たちも地道な活動と発信を続けていきます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210501/k10013008381000.html
この記事を書いた人
最新の投稿
- 2024年6月10日みらいブログみらい基地
- 2024年5月15日社員日記カリヨン子どもセンター職員様によるご講演
- 2024年5月10日施設訪問記クルーさんの訪問紹介動画
- 2024年5月8日社員日記心の在り方
寄付でご支援いただけませんか?
もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。
生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。