児童養護施設で暮らすお子さんの多くは、親からの虐待を受けて施設に入所します。
もちろん虐待をすることは大きな罪でどんな事情があっても許されることではありませんが、虐待をしてしまう親御さんも本来は支援を受けるべき立場なのだと思うので「何でそんなひどいことするんだ!」「最低な親だ!」と簡単に切り捨てることはできません。
そしてお子さんたちはたとえ虐待を受けていても、お父さん・お母さんが大好きで、家に帰りたいと思っている子がほとんどです。
たとえ18歳で施設を出るまでほとんど会えなくても、施設を出てから親の援助は一切受けられないどころか、裏切られるようなことをたくさんされたとしても、それでも突き放したり、縁を切ったりすることができないというお話を実際によく聞きます。
そんなお話をお聞きするととても胸が痛みます。
裏切られてもまた信じて、また裏切られて…
連絡しない方がいいよ、縁を切った方がいいよ、と私たち外の人間が言うのは簡単ですが、その難しさは当事者にしかわからないのだろうなと思います。
そんな親との事情なんて大したことない、ひっくるめて支えられる、そんな強い仕組みを作れるように、頑張らなければと思います。
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