今月の全体MTGは施設の職員様をお招きして講演会を行なっていただきました。
虐待を受けて入ってくるお子さんが多いという施設の現状や、小児期のトラウマ体験が学歴や収入の低さなどに関連するという研究結果があるということのご紹介、施設退所後の死亡者の割合の高さなどのリアルなお話もしていただき、社会的養護下にいたお子さんが養護の外に出た時に厳しい現実があるということを改めて認識する機会となりました。
レジリエンス(回復力)、苦境にあってそれを耐え抜き成長する力を身につけることが大切だというお話に、とても共感しました。
また「地域の大人が地域の子どもを支える」という、みらいこども財団が目指す社会と共通の考えを持っておられることも、とても心強く感じました。
いろんな考えの方がいらっしゃると思うので、これが正解ということはもちろんないのですが、異なる立場で同じ気持ちを持った方と同じ目標を目指していけることは、意義のあることだと感じます。
一人の力はちっぽけですが、同じ思いを持った仲間がいれば、できることはどんどん広がっていく、ということを改めて感じることができました。
日々現場で過酷な現実と向き合っておられる職員様に対して、私たち外部の人間ができることはないのかもしれませんが、それでも一緒に頑張りましょうと言っていただける職員様がいらっしゃることが本当に有り難いですし、見合うだけの団体となれるように努力し続けなければと思います。
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