企業様とのコラボイベントで、愛知県の施設様に訪問しました。
初めて訪問させていただきましたが、職員様もお子さんたちも歓迎してくださり、無事にイベントを実施することができました。
施設長様のご厚意でホームの中もご案内いただいたり、懇親会やイベントの合間にたくさんのお話をお聞きすることができました。
特に印象的だったのは家庭的養育への取り組みです。
6人以下の小規模ホームで職員さんがご飯を作る…というのは、小規模化を進められている施設様では珍しくはありませんが、より細かなところにこだわりを感じました。
献立を決めずに冷蔵庫にあるものでご飯を作る日があったり、お子さんたちには自分で選ぶことを大切にしてほしいということでコップやお茶碗なども他の子とは違う自分のモノを買うから名前を書かないなど…です。
きっとお聞きしていないだけでも他にも色々とあるのだろうと思いますが、家庭での当たり前を施設でも経験できるように工夫されていることが伝わってきました。
一方で施設全体で行う行事も大切にされていて、夏にはキャンプに行くそうなのですが、その時の班分けは普段のホームからはバラバラにするのだそうです。
そうすることで、違うホームの職員さんとお子さんもコミュニケーションを取って関係性を作ることができるとのことでした。
心理士の職員さんも各ホームに積極的に入っていったり、事務員さんも事務所で現場の職員さんのお悩みを聞いたり、職員様全員でお子さんをケアするという体制もしっかり整えておられるんだなということがわかりました。
小規模化によってホームが孤立してしまって、職員様同士のフォローができないという話を他の施設様からお聞きすることもあったりしたので、すごく上手に運営されている事例なんじゃないかなと感じました。
小規模化を進めながらも、大舎制の時のように職員さんみんながお子さんたちを見守るという、両方の良さを兼ね備えたモデルケースだと思うので、もっと広がっていけばいいなと思います。
本当にたくさんの学びのある訪問でした。
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