コラム

社会的養護を知ろうvol.28  自立援助ホーム

2024年12月13日

こんにちは、みらいこども財団スタッフの大谷です☺

さて、いきなりですが…「自立援助ホーム」をご存知ですか?

 

自立援助ホームとは、社会的養護の子ども達が暮らす施設のひとつです。

なんらかの理由で家庭にいられなくなり、 働かざるを得なくなった原則として15歳から20歳まで (状況によって22歳まで)の子どもたちに暮らしの場を与える施設

出典:全国自立援助ホーム協会 ホームページ「自立援助ホームとは」より

 

児童養護施設の子ども達のなかには、児童養護施設を卒園したあとに「自立援助ホーム」で暮らす子どももいます。

みらいいこども財団の奨学金「オンライン里親」で支援させていただく学生さんでも、自立援助ホームで暮らす方もいます。

 

今回は、自立援助ホーム施設職員さんの講演から、シリーズで情報をお届けします。

(みらいこども財団主催「オンライン里親向け勉強会」より。文言等を修正して掲載)

 

✨自立援助ホームにはどんな子が入ってくるの?

社会的養護経験のない、高校生の入所も多い。

高齢児のため児童養護施設にも入所を断られ、家にも帰れずに来るケースもある

 

✨自立援助ホームに入所する子の費用負担は?

児童養護施設に入る子との格差がある。児童養護施設に入れば、携帯代、お小遣いが国から出るが、自立援助ホームだと出ない。

自立援助ホームで暮らす子同士でも格差がある。ホーム費について、全日制の高校生は免除となるが、通信制や夜間の高校生は免除されない。空いている時間で働けるでしょう、という制度になっている。

ホームで暮らす子ども同士でも不公平感がある。

 

 

「児童養護施設は知っていたけど、自立援助ホームは知らなかった」という方も多いのではないでしょうか?

 

児童養護施設を出た子ども達や、社会的養護に繋がらなかった子ども達が、“たった一人で社会に放り出される”。

この厳しい状況を何とかしたいと思った児童養護施設職員さんたちが立ち上げた経緯があります。(その後、国の事業として認定されました)

 

どんなところなのか、どんな子ども達が暮らしているのか、どんな課題があって私たちに何ができるのか。この機会にぜひ知ってみてくださいね!

 

来週も、自立援助ホームについて、職員さんの講演をもとにお届け予定です!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

ご寄付での応援も力になります!

#みらいこども財団 #児童養護施設 #ボランティア #オンライン里親 #寄付 #社会貢献 #児童養護施設ほうもん記 #社員奮闘記 #お礼状 #オンライン
#volunteer #SDGs  #里親 #donation #虐待 #貧困 #相対的貧困 #教育格差#学習支援

この記事を書いた人

寄付でご支援いただけませんか?

財団活動の多くは無償ボランティアの善意によって成り立っています。しかし子どもたちを継続して支援するためには、どうしても資金が足りません。

もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。

生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。

私たちの仲間になって
継続寄付をお願いいたします

寄付

児童養護施設の子どもたちを支援するには長期間にわたっての支援が必要不可欠です。
現在、児童養護施設に入所する子どもは低年齢化、さらに長期化しております。
1歳から乳児院に入り、18歳で卒業するまで児童養護施設で暮らす子どもが増えています。
そのような子どもたちを長期間支援するために、サポーター会員として継続的寄付をお願いいたします。

寄付で支援する

寄付

遺贈について

寄付

遺言に基づいて特定の個人や団体に資産を分け与えることを「遺贈」といいます。
遺言書の内容により、受取人やその内容を指定することができます。
一部またはすべての財産の受取人として一般財団法人みらいこども財団をご指定いただくことで、日本で貧困や虐待で苦しんでいる子どもたちの支援や奨学金としてご支援いただけます。

遺贈について

遺贈について

オンラインセミナーに
ご参加ください。

テーマ
「貧困と虐待とみらいこども財団の
活動について」

みらいこども財団では「貧困や虐待についての現状」「児童養護施設の現状と課題」「みらいこども財団の活動内容」について詳しくお伝えするオンラインセミナーを定期的に開催しております。まずはお気軽にご参加ください。

オンラインセミナーに参加する

お気軽に
お問い合わせください。

  • バナー
  • みらいこども財団は、内閣府が主宰する「子供の未来応援基金」の支援を受けています。
    子どもたちに寄り添って草の根で支援活動をする団体として、第4回未来応援ネットワーク事業に採択されました。