こんにちは、みらいこども財団スタッフの大谷です☺
さて、いきなりですが…「自立援助ホーム」をご存知ですか?
自立援助ホームとは、社会的養護の子ども達が暮らす施設のひとつです。
なんらかの理由で家庭にいられなくなり、 働かざるを得なくなった原則として15歳から20歳まで (状況によって22歳まで)の子どもたちに暮らしの場を与える施設
出典:全国自立援助ホーム協会 ホームページ「自立援助ホームとは」より
児童養護施設の子ども達のなかには、児童養護施設を卒園したあとに「自立援助ホーム」で暮らす子どももいます。
みらいいこども財団の奨学金「オンライン里親」で支援させていただく学生さんでも、自立援助ホームで暮らす方もいます。
今回は、自立援助ホーム施設職員さんの講演から、シリーズで情報をお届けします。
(みらいこども財団主催「オンライン里親向け勉強会」より。文言等を修正して掲載)
✨自立援助ホームにはどんな子が入ってくるの?
社会的養護経験のない、高校生の入所も多い。
高齢児のため児童養護施設にも入所を断られ、家にも帰れずに来るケースもある
✨自立援助ホームに入所する子の費用負担は?
児童養護施設に入る子との格差がある。児童養護施設に入れば、携帯代、お小遣いが国から出るが、自立援助ホームだと出ない。
自立援助ホームで暮らす子同士でも格差がある。ホーム費について、全日制の高校生は免除となるが、通信制や夜間の高校生は免除されない。空いている時間で働けるでしょう、という制度になっている。
ホームで暮らす子ども同士でも不公平感がある。
「児童養護施設は知っていたけど、自立援助ホームは知らなかった」という方も多いのではないでしょうか?
児童養護施設を出た子ども達や、社会的養護に繋がらなかった子ども達が、“たった一人で社会に放り出される”。
この厳しい状況を何とかしたいと思った児童養護施設職員さんたちが立ち上げた経緯があります。(その後、国の事業として認定されました)
どんなところなのか、どんな子ども達が暮らしているのか、どんな課題があって私たちに何ができるのか。この機会にぜひ知ってみてくださいね!
来週も、自立援助ホームについて、職員さんの講演をもとにお届け予定です!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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