
児童養護施設で育った子どもたちであっても、卒業後は他の社会人と同じ条件で生きていかなくてはなりません。
たとえ教育を満足に受けてこられなかったとしても、
大人の怖い部分ばかり見てしまって大人を信用できなくなっていたとしても、
なりたい職業や夢を持ったことがなかったとしても。
現在、児童養護施設で過ごせる年齢は原則18歳までですが、引き続き必要と判断された場合、22歳の年度末まで支援を継続することができます。
しかし、いずれにせよ卒業後の子どもたちの進学率と就職率は低く、逆に中退率や離職率は高くなる傾向にあります。
いくら政府が手厚い制度を用意したとしても、制度には限界があります。本当の問題は子どもたちの心の中にあるのではないでしょうか。

私たちみらいこども財団は、以下の2つの観点から子どもたちの就業支援を行います。
*子どもたちがなりたい職業を見つける
*なりたい職業を目指す道のりの伴走者となる
ドリームキャッチプロジェクト

ボランティアクルーが自分の仕事について、子どもたちにプレゼンテーション形式でお話するプロジェクトです。
いつか大人になったとき、自分はどんな仕事に就くんだろう。
どんな仕事があるんだろう。
どんな人が働いているんだろう。
仕事に対して興味を持ったり将来の夢を持ってもらうことで、未来への希望を育むことを目指しています。
頻度:施設による
時間:1人30分×1回2名まで
対象:すべての年齢の子どもたち
実施施設:東京、大阪の一部施設
代表谷山のひとりごと

ドリームキャッチプロジェクトを行なったある日、一人の女の子が「私、弁護士になりたい。絶対になるから待っていてね」と約束をしてくれました。
この子はきっと自分の夢を叶えるに違いない。
彼女の目を見た瞬間、そう確信しました。
また、あるクルーは「今の自分は子どもたちの前で胸を張って話せる働き方をしていない」と言って仕事を辞め、自分がなりたかった仕事へ一歩踏み出しました。
子どもたちもクルーも、ドリームキャッチプロジェクトによって夢を持ち、夢を叶えるために踏み出してくれたことを嬉しく思います。
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月100円からはじめられます。
生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。