ボランティアレポート⑰:代理によるミュンヒハウゼン症候群

2017年11月30日

こんにちは!

突然ですが・・・
皆さんは「代理によるミュンヒハウゼン症候群」をご存知でしょうか?

代理によるミュンヒハウゼン症候群とは、健康な子供を病気に仕立てあげるという少し特殊な虐待です。

代理によるミュンヒハウゼン症候群が他の虐待と異なるのは、
暴力や放棄が目的ではない、ということです。
医師や周囲の人たちの同情や評価を得たいがために、親が子どもを病気にさせてしまうのです。

加害者は母親が多いと言われており、
医師がその子どもに様々な検査や治療が必要であると思わせてしまうような、巧妙な虚偽や症状を捏造します。

うその症状を医者に訴えるだけでなく、子どもに薬を過剰に与えたり、尿検査に自分の血液を混ぜたり、
時にはけがを負わせたりとあらゆる方法で子どもを病気に仕立て上げます。

これらの行為は、必要のない治療をくり返していくうちに死に至る場合もあるほど危険な虐待なのです。
日本においても、代理ミュンヒハウゼン症候群の親を持つ子供の9割ほどが命を落としています

しかし、医師や周囲の人からは献身的な親のように見えてしまうために気づかれにくく、
実際には判明している以上の被害者がいると考えられています。

 

子どもの健康を願い、一生懸命子育てをされるお母さんやお父さんがいる中で、
こんな虐待が起きてしまうことはとても悲しいです。

しかし、この代理によるミュンヒハウゼン症候群を患う親の背景として、
幼少時代に満足な愛情を与えられなかったことが原因のひとつでもあると言われています。

だから虐待が起きても仕方ないというわけではもちろん無いのですが、
虐待のないようだけでなく、なぜ起きるのかということも皆さんにぜひ知って頂くことも
虐待を生まない世の中への1歩なのではないかと思います!

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