みんなできのこ探しにいきました。
●くんは初対面で、彼自身まだあまり周りに馴染めていないのかな?という雰囲気があり、最初はやりたくないなど乗り気でない発言がありましたが、虫眼鏡を渡して、「一緒に探検しよう!」と誘ってみると、木を這うアリや、大きな葉っぱ、切り株、小粒の石など、興味を持った物を虫眼鏡を通しでじっと観察したり、発見したことをキラキラした目で話してくれたり、御所内の雑木林をおしゃべりしながら散策することができました。
徒歩15分ほどの帰り道にて、しりとりをしていたら「人の名前でもいい?」と聞くので、いいよと答えると、妹さんの名前を口にし、「赤ちゃんでな、ちっちゃくてかわいいねん」と優しい表情で話してくれました。「そうなんだねー」とだけ返事をしました。
彼がどうして施設にいるのかは分かりませんが、やるせない気持ちになりました。
この日は事前説明→きのこさがし散策→観察記録(お絵描き)という流れでしたが、どの場面でも、与えられたテーマは一旦拒否するのですが、ちょっと違うテーマを提案してみるとわりとすんなり受け入れてくれる、という流れがあるような気がしました。
お絵描きの時間でも、最初は絶対描きたくない!と腕組みしていたのですが、◯くんが描き出したり、○×ゲームを書いて誘ってみると色鉛筆を手に取り、その流れで、小さなニコちゃんマークや、紙いっぱいに大きな顔を描いてくれました。◯くんもお絵描きが好きなようで、賞を取ったことを教えてくれました。
彼らにとって、少しでも楽しい時間になっていたら嬉しいです。
今回、中学生さんとうまく関われなかったのが反省点です。次の機会ではもう少し積極的に関わり、大きな子にも楽しんでもらえるよう努力したいと思います。
この日は外出を許可してくださり、お忙しい中ご同行くださり、施設の職員の方には感謝しきりです。
貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。
寄付でご支援いただけませんか?
財団活動の多くは無償ボランティアの善意によって成り立っています。しかし子どもたちを継続して支援するためには、どうしても資金が足りません。
もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。
生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。