社員日記

その子自身の力を信じること

2023年04月14日

お子さんたち、学生さんたちと関わる中でどうしても「こうしたらいいのになぁ」「こんな風になってほしいなぁ」と思ってしまいがちですが、それはこちら側のエゴであって、とても悩みます。
彼らより少しだけ長く生きているだけなのでそんなに大して変わりませんが、それでも外から見た時に「ここを頑張ったらできるのに…」とついつい口を出したくなってしまいます。
自分自身ができなかったから同じ後悔をしてほしくないな〜という老婆心みたいなものも出てくるし、客観的に見たときに「できる力がある」と思うからこそ、自分でそのことに気づいて、自分の人生を自分で生きて欲しいと思ったりします。

でも結局自分自身で気づかないとどうにもならないし、そもそもそんなに努力していい人生にしたいなんて望んでいない可能性もあるし、余計なお世話なのだろうと思います。
一人一人それぞれのペースがあって、きっとその人にとってベストなタイミングでいろんなことに気づいたり、行動に起こしたりするんですよね。
ただ、施設のお子さんたちは、経済的な面などの現実を見た時に猶予がないと感じることが多いのが、難しいところです。
それでも色んなことをひっくるめてその子の人生だから、自分なりの幸せを見つけて生きていける力があると信じて見守ることができるようにならないといけないのかな…と思います。

とそんなことをここのところぐるぐる考えています。
そもそも私自身もそんな偉そうに立派なことを言えるような人間でもないのですが…
答えの出ない問いを、引き続き考えて悩み続けたいと思います。

この記事を書いた人

寄付でご支援いただけませんか?

財団活動の多くは無償ボランティアの善意によって成り立っています。しかし子どもたちを継続して支援するためには、どうしても資金が足りません。

もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。

生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。

私たちの仲間になって
継続寄付をお願いいたします

寄付

児童養護施設の子どもたちを支援するには長期間にわたっての支援が必要不可欠です。
現在、児童養護施設に入所する子どもは低年齢化、さらに長期化しております。
1歳から乳児院に入り、18歳で卒業するまで児童養護施設で暮らす子どもが増えています。
そのような子どもたちを長期間支援するために、サポーター会員として継続的寄付をお願いいたします。

寄付で支援する

寄付

遺贈について

寄付

遺言に基づいて特定の個人や団体に資産を分け与えることを「遺贈」といいます。
遺言書の内容により、受取人やその内容を指定することができます。
一部またはすべての財産の受取人として一般財団法人みらいこども財団をご指定いただくことで、日本で貧困や虐待で苦しんでいる子どもたちの支援や奨学金としてご支援いただけます。

遺贈について

遺贈について

オンラインセミナーに
ご参加ください。

テーマ
「貧困と虐待とみらいこども財団の
活動について」

みらいこども財団では「貧困や虐待についての現状」「児童養護施設の現状と課題」「みらいこども財団の活動内容」について詳しくお伝えするオンラインセミナーを定期的に開催しております。まずはお気軽にご参加ください。

オンラインセミナーに参加する

お気軽に
お問い合わせください。

  • バナー
  • みらいこども財団は、内閣府が主宰する「子供の未来応援基金」の支援を受けています。
    子どもたちに寄り添って草の根で支援活動をする団体として、第4回未来応援ネットワーク事業に採択されました。