児童相談所の虐待対応の現場を描いた映画「189」が今週公開されるようです。
半年前くらいに映画の予告記事を見て、
これは絶対に観に行かなければと公開を待っていました。
「189」は児童虐待相談対応のダイヤルです。
110番や119番同様、発信者の場所から最も近い児童相談所につながります。
11月は児童虐待防止推進月間だったこともあり、
テレビCMでも流れたり、あちこちでポスターを見かけたので、かなり浸透しているのでは?と思ってしまうのですが、
おそらく普段児童虐待や社会的養護の課題に触れることのない方にはまだまだ知られていないのが現実かもしれません。
虐待の相談件数は年々増え続け、2020年では19万件におよびました。
虐待への人々の関心が高まっているのはいいことですが、
児相の職員さんの負荷は完全にキャパシティを超えていると思います。
児童虐待によって幼い命が失われると児相が批判の矛先になることが多くあります。
でも外野の何も知らない私たちがこんなに悲しくやるせないのだから、
現場で、目の前で、救えなかった児相の職員さんは何十倍、何百倍もつらく悔しい思いをしているはずです。
また報道されることはない、救われた命が多数あることも忘れてはいけません。
映画はとっきやすいかなと思うので、一人でも多くの方がご覧になって、
私たちからは見えない部分に思いを巡らせるきっかけになればなと思います。
12/3公開とのことです!
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