みらいブログ

“オンライン里親”を知ってほしい vol.4 施設出身学生の抱える不安②

2024年06月19日

こんにちは、財団スタッフの田村です!

毎週水曜日は、みらいこども財団独自の児童養護施設出身大学生支援プロジェクト『オンライン里親プロジェクト』にまつわる記事をアップしております。

 

 

今回は前回に引き続き、

オンライン里親プロジェクトにご参加いただいている支援学生さんのアンケート結果をもとに、施設出身の学生さんの抱える不安について、お伝えしたいと思います。

 

 

テーマは

「進学後、困ったこと」(複数回答可)

 

 

「進学前の不安」としては「経済的な不安」についてお答えいただく学生さんが多かったですが、進学後については、

 

 

「お金の管理」

「生活習慣が乱れること」

 

 

 

が、8名回答で同率1位でした。

 

 

 

学生さんのコメント:

「今まで職員の先生方に金銭管理をしてもらっていたので自分で管理をするのがすごく難しかったです」

「自分の中の常識が社会に出てみると違っていたり、バイト、学業の忙しさから生活習慣が乱れてしまった」

「書類関係や予定管理などに悩みました」

(原文通り)

 

 

ちなみに、次ぐ第3位についても「スケジュール管理」「1人で全部やらなくてはいけないこと」(ともに6名回答)となっており、お金に関する悩みそのものに加えて、自分1人で生活を管理し、生きていくことについてのハードさを挙げられる方が多かったです。

 

 

 

支援学生さんのほとんどはご自分で学費の支払いを行っていらっしゃり、大きなお金を動かすことに毎回緊張しながらも、なんとかお手続きをされています。

また、奨学金をいただいている方も多いですが、やはりアルバイトをしないと生活が厳しい方も多いため、「バイトの後課題やってて寝てないです…」と言って真っ青なお顔で本部スタッフとの月末面談に出られる方もいて、「無理しすぎてないかな?」と心配になることもしばしばあります。

 

 

 

3ヶ月に一度のオンライン里親さんとのオンライン交流会では、

「安上がりで簡単に作れる料理って何かありますか?」とオンライン里親さんに尋ねる学生さんも意外に多く、里親さんたちは自身の学生時代に大活躍だったレシピや日々の生活の知恵を学生さんに伝授されていました。

また、スケジュール管理が苦手な学生さんに、とても実践的かつ具体的な方法をアドバイスされていたこともありました。

 

 

 

18歳になって児童養護施設を出るとすぐに、さまざまなことを全部自分でやらなければならないプレッシャーは計り知れません。

そんな時、生活のちょっとしたことを気軽に聞ける大人が何人か近くにいれば、(物理的な距離は遠くても)

学生さんたちにとって少しは力になれるのではないか、そんな思いでこのオンライン里親プロジェクトを運営しております。

 

 

“ちょっと”した不安を相談して、“ちょっと”した愚痴を吐き出せる、そんな“ちょっと”頼れる大人がもっと、学生さんたちの周りに増えることを祈り、今日も支援を続けております。

 

 

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