みらいブログ

年に一度のボランティアクルー合同ミーティング開催!

2025年03月07日

こんにちは、みらいこども財団スタッフの大谷です^^

3月2日(日)、年に一度の「みらいこども財団合同活動発表会」を開催しました。

発表会はたくさんのボランティアクルーが参加し、大阪・東京・オンラインの3会場を繋ぐ同時開催。第一部は外部の方にも公開しました。

発表会での熱のこもった報告内容や様子をお伝えします!

 


 

✨第1部:代表4チームが活動発表(一般公開)

午前中は一般公開での発表会。財団本部の活動報告の後、ボランティアを代表し4チーム(教育プロジェクト、みらい基地、総務、研修)が活動と目標を発表。

みらいこども財団では、子どもと関わる児童養護施設ごとの「施設チーム」と、組織の運営に関わる「分科会チーム」があり、ボランティアクルーは両方に所属して活動をしています。

 

 

◆ボランティアの報告より一部ご紹介

◎教育プロジェクトチーム

一対一の学習支援を行う。児童養護施設の子どもは、虐待を受けている間や一時保護中に学校に通えず、実際の学年より2学年学習が遅れていることも。

ただ学力を上げるために勉強を教えているのではなく、勉強という手段を通して子どもに寄り添うことで、心のつながりや信頼関係を築くことを大切している。

教育プロジェクトチーム 発表資料より

 

◎研修会チーム

ボランティアクルー向けに、研修を年36回、勉強会を年20回実施。施設の子どもの現状などをクルーに伝えている。

昨年度はDXも活用し、研修や勉強会運営にかかる時間を5割削減!来年度はこどもの貧困をより具体的に広く学ぶ機会を提供予定。

研修チーム 発表資料より

 

◆外部ご参加者の声

第一部は外部の方にも公開、ご参加いただいた方や施設の先生からのメッセージもいただきました。

 

「若い方がボランティアとしてこんなに主体的に活動しており驚いた」(オンライン里親様)

 

「(みらいこども財団の活動は継続を旨としているが)たとえ短い間であっても、
『嘘のない気持ちで子ども達に一生懸命かかわってくれた』ということも、子ども達には残るものがある」(施設職員様)

 

発表を真剣に聞き入る、大阪会場の様子

 

✨第2・3部 各支部より施設チームが活動報告(…そしてその後も続く熱い議論!)

午後はボランティアのみの発表会。オンラインで各会場を繋ぎ、各支部の施設チームから、数チームが活動と目標を発表。

真剣に聞き入るボランティアクルー、お互いの活動から刺激を受けたり、具体的な支援方法を質問し学び合う姿が見られました。

発表後はさらに各支部、施設チーム毎のミーティングを行いました。

 

◆ボランティアの報告より一部ご紹介

<施設チーム目標>

・施設職員さんとの関係強化

・子ども達の学力向上(希望する進路に進む力)

・ボランティアクルーの増員・育成と定着

・施設職員さんの助けになる就業支援をする

・頼れるお姉さんから甘えられるお姉さんになる(子どもが遠慮せずに、これやりたいなど言ってもらえるような関係になる)

 

<嬉しかったこと>

・子どもから交流のあとに「楽しかったあっという間だった」と言ってもらえるようになった

・職員さんから「(支援する子が)以前より学校に楽しく通うようになった」「気に入らないことがあると出ていた問題行動が少なくなった」と言ってもらえた

 

ミーティング後の一枚 オンライン支部

 

✨全支部が集まる「ボランティア合同発表会」の意義

参加したボランティアクルーに、全支部合同の発表会の意義とはなにか?をインタビューしました

 

・企業と同じで、全員で同じ目標を共有し振り返りを行うことで、大きな目標へと進んでいける

・他のチーム、他の支部の話しが聞けてとても参考になる

・同じことで悩んでいても、違う解決法をとっている例もあり、そんな方法があるのかと学びになる。

・自立に向けた支援で、施設さんのチェックリストを活用し、財団クルー提供の活動に参加するとここがクリアできるというアプローチはとても驚きだった。自分の担当施設にもそういったものがあるか確認したい。

・他のチームのやり方を頭にいれながら活動できる。4月以降の活動に活かせる。

 

第3部で支援について話合うクルー達、東京会場

 

✨みらいこども財団の目指す活動、「ひとつ先の支援へ」

最後に、代表の谷山からボランティアクルーに伝えたメッセージの一部を共有いたします。

 

「毎年子どもが卒業する中、時間の猶予はない。

また、児童養護施設に入れるのは、虐待を受けた子のうちほんの一部。

それ以外の子どもも支援できるようにする。もっともっと先を見据えて、社会全体が優しくならねばならない。一つ先の支援へ!」

 

 


 

 

熱心に子どもや職員さん達と向き合い、少しでも良い支援をしようと創意工夫するクルーのみなさん。

この合同発表会もボランティアクルー達が入念な準備を重ねて実現しました。

(今回企画運営を担当したオンライン支部総務チームのクルーさんからは「緊張で夜も眠れなかった…」との言葉も。本当にありがとうございました!)

改めて、ボランティアクルーはみらいこども財団の財産であり、仲間達と一緒なら必ず財団が目指す優しい社会を実現できる!と実感した一日でした。

 

ボランティアクルーのみなさん、当日ご参加くださったみなさま、そして日々活動を支え応援くださる支援者・企業のみなさま、ありがとうございます。

これからも一緒に子ども達に優しい繋がりを届けていきましょう!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

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