代表あいさつ
支援する人と支援される人が、共に成長できる支援を
社員の一人が、ある児童養護施設の先生から「施設の子供たちは遊園地へ行きたいと言っています、もちろんお金もありませんが、引率してくれる大人の数も足らないのです」という声をお聞きしてきました。社員に声をかけて一緒に遊園地に引率者としてくれる人を募り、養護施設の子どもたちを遊園地に招待して1日を共に過ごすことにしました。
子どもたちは顔が腫れていたり、髪の毛が抜けていたり、ふとした拍子に服がめくれたとき無数の痣のある子もいました。
そんな子どもたちが私たちの前では明るく、たくましく生きているのを目の当たりにしたとき、私は今まで児童虐待や貧困がありながら目を背けていた自分を恥じました。
子どもたちだけではなく、付き添いの私たちの心にも変化が起こることに気が付いたのです。
そして、それからは目の前の子どもたちのために一歩踏み出そうと決意できたのです。
活動を続ける中で私たちを応援していただける方も増えてきました。
私たちだけの力では、子どもたちに限られた支援しか行うことができません。
けれどこの様な活動を通じて、今よりもっと多くの方に参加していただければ、もっと大きな力になる。
そこで活動の透明性を高めるために2015年に「財団法人」として活動をスタートすることを決めました。
同じ志の仲間と共に子どもたちに笑顔を、そして私たちも共に育む機会を創出する。
一人でも多くの方に共感していただき、一人でも多くの将来世代と共に、素晴らしい未来を創って行きたいと思っています。
みらいこども財団 代表理事 谷山昌栄
財団設立を決意したきっかけ
私の経営する会社「株式会社シセイ」は、社員たちと一緒に「自分たちの時間の5%を使って社会貢献をしよう」という考えのもと、地域清掃などに取り組んでいました。
あるとき、経営者の集まりにて飲料水を販売する機会をいただきました。まもなく東日本大震災が発生し、その団体はすぐに被災地の支援を始めます。
私たちも支援の足しになるようにと、飲料水の販売代金の利益をすべて被災地に寄付することに決めました。
東日本大震災をきっかけに、働いて得た利益の使い道について真剣に考えるようになりました。会社で皆との話し合いの結果、以降の経営者の集まりにて販売した飲料水の利益は全て社会貢献に使用することに決めました。
それからは福祉団体に寄付を行ったり、養護施設を探し必要なものを寄付するという活動を続けながら、私たちにとってどのような社会貢献の仕方が望ましいのかということを試行錯誤しました。
代表プロフィール
谷山 昌栄
たにやま まさひで
一般財団法人 みらいこども財団 代表理事
妻と男の子と三人暮らし。
プチ自慢
フルマラソン2回完走しました!
趣味
マンガの大人買い(キングダム・宇宙兄弟)
経歴
1965年生まれ
学歴
1988年 | 近畿大学卒業 |
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2021年 | 同志社大学院卒業 |
職歴
1988年 | 株式会社ライカに入社 |
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1999年 | 株式会社クラブネッツ (ラウンドワン子会社)に入社 |
2001年 | 株式会社シセイを創業 |
2015年 | 盛和塾大阪 世話人就任 |