施設訪問感想シート
9月16日
訪問回数 12回
時間 13~ 17時
内容)室内遊び(折り紙、ジェンガ、心理テスト)
◆感想、気付き、感じたこと ◆
女の子フロアに入らせて頂くと、先生から「公園やお買い物に行く子と、お部屋に残る子に分かれて付き添って下さい」と言うことだったので、白さんと大田さんが外出組へ、私は室内に残ることになりました。
室内では、中学生が2人並んで仲良くゲームをしたり、HeySayJUMPの音楽を聴いて盛り上がって過ごしており、ちゃんの笑顔が今まで見た中で一番大っきかったのが印象的でした!
そこで、一時預かりで来ていた6年生のちゃんと一緒に過ごしました。
ちゃんは来てまだ1週間しかたっていなくて、一時預かりと言うこともあり、賑やかに外遊びに出掛ける準備をして盛り上がっているみんなから離れてポツン…とひとり残っており、本当はみんなのようにお買い物や公園に行きたかっただろうに、ちゃんの今置かれている状況を理解し行動している姿から、つらいのを我慢しているのが痛いほど伝わって来ました。
ちゃんと一緒に折り紙をして過ごしたのですが、ちゃんはとても手先が器用で、1枚の折り紙を16分の1サイズにハサミを使わずにサッと切って、超ミニミニサイズの折り紙で色々な物を作っていました!
鶴、やっこさん、財布、机、椅子、カメラ、箱、カゴ、手裏剣…小さくてかわいい1つ1つを、あっと言う間に形にしていき
ます。本当にすごいなあ…と感心しました!
私にもミニミニサイズの折り紙をくれて教えてくれたのですが、
指の細いちゃんに対して私の指は太くて、思うように動かずなかなか上手くできませんでした!
できない所をさり気なくそっと代わりに折ってくれたり、時折笑顔も見せてくれたり、少しだけお話しを聞かせてくれたりして、とっても温かな時間になりました。
お話しの中で気になったことに、
うるさい物音など立てていないのに、「ちゃんが来てからうるさくなった」と言われて腹が立ってケンカし
たと言うことがありました。
職員の先生に話せたと言っていましたが、事情があって来た施設で、6年生の女の子が、1年生の女の子達から心ない言葉を言われた時、それは本当に腹が立っただろうし、傷ついただろうなと思ってしまいました。
来週9月23日がお誕生日っていうことや、妹がいることなども聞かせてくれましたが、それ以降はまた、口数が少なくなりました。
折り紙のあとは、ジェンガをしたり、心理テストをしたりして過ごしました。
みんなが帰ってきて、また賑やかに買ってきたお菓子を食べ始めたりすると、ちゃんはそっと、お部屋に戻ったり廊下をウロウロしたり、居場所が見つけられない様子でいました。
お部屋をノックして、一緒に遊ぼう…って声を掛けると出できてくれて、側にいたのですが、またお部屋に戻ってしまいました。
トランプをしている途中に、ちゃんが先生から別室に呼ばれ注意を受けている様子でした。
長く戻って来ないちゃんの順番の時に、代わりにちゃんがしてくれたのですが、帰ってきたちゃんはそれが気に入らなくて、癇癪を起こしはじめました。
ここ数ヶ月、以前より落ち着いて来たのかな…と感じていたちゃんでしたが、今回は自分を抑えることができなかったようです。
お買い物から帰った時に、買ったグミは半分だけ食べても良いよと先生と約束していたのに、嬉しくて全部食べてしまったことをトランプ中に中断して別室で怒られ、戻ってみると自分のカードをちゃんが勝手にやってる…と思い込んでしまったのでした。
じゃあもう一回初めからしようか?…となったのですが、気持ちがおさまらないちゃんは何にも関係ないちゃんに「ちゃんとトランプしたくない!」と八つ当たりし、ちゃんからは、「トランプするんだったら、も仲間に入れてやりや!」と言われました。
それでもごねるちゃんにみんなが、「それやったらやめたらいい!」と言われ、完全に手足をジタバタし泣きわめいてしまいました。
ちゃんは、勝手にしていたんじゃないんだよ、ちゃんが戻ってくるまで助けてくれていたんだよ、それはトランプしているみんなが、ちゃんのことを長く待っていたから、みんなが待たなくても良
いように…と思ってちゃんがしてくれていたんだよ…と言うのがどうしてもちゃんには伝わらず、癇癪をおさめることができませんでした。
別室にいる先生のところへ、ちゃんと一緒に話しをしにいったのですが、ちゃんはちゃんが勝手に私のトランプをしていた…ところを怒っており、悪いのはちゃんだ、自分はなんで悪いのかわからないと泣き叫んでいました。
先生はゆっくりとお話しを聞き、ちゃんのことを諭して行こうとされていましたが、なかなか理解できず…
「そんなんやったら、誰もと遊んでくれへんようになるで?」
ですが、ちゃんは、癇癪を起こし続けていました。
同じ物事が起こっても、受け取り方で変わります。
今はまだ小さくて理解できなくても、少しずつ理解してくれたら…と願わずにはいられません。
物事の受け取り方が悪いままだと、ちゃん自身がいつまでたっても幸せになれないし、人間関係で躓いてしまうことが多くなります。
私自身も大きな失敗があるので、これからもちゃんと寄り添いながら、物事の良い面を見ること、捉えることを一緒にいて伝えて行きたいな…と強く感じました。
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