(前回までの記事)
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】①
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】②
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】③
支援金報告インタビュー第三弾【Eさん:女性】④
ーーここまでお話しを伺ってきて、私たちも支援活動をしている身として、耳が痛いというか、自分たちが100%正しいとはもちろん思わないので、気をつけないとなというとおかしいかもしれませんが…、そう思いました。
一番最初の支援団体Aもそうだし支援団体Bもそうだし、なんだろう、支援したらその先がないんですよね。一時的にはやっぱり場所を提供してもらえて、良い関係を築いて入れれば上手く生活できるかもしれないけど、でも結局お互いの関係が良くなくなって、仲が悪いというか、あんまり良い雰囲気ではなくなったときに、じゃあもういいよという感じで投げ出されるのを割と経験しているので、あまり信用できないというか。結局施設にいたときもそうだけど、こび売った者勝ちだよなっていうのを感じます。
もちろん支援団体の人達みんながみんなそうではないし、中には反発しても「何でそうやって反発するの?」ってちゃんと聞いてくれる人もいたし、「そういう所は今後の活動する上での課題になるから」って私の話をちゃんと聞いてくれるところもあるんですけど。自分がお世話になったところは、私の意見とかじゃなくて自分がこうって思ったらこれがすべて正しい、だからあなたもそれに従わなきゃ絶対にダメだっていう人達だったので。そういう人達だと、今後も私みたいな思いをする人もいるだろうし、結局その場しのぎにしかならないので、支援団体で活動している人としてその考えはどうなんだろうなっていうのは結構思ったりしますね。
ーーどういうことを強要されたのでしょうか?
支援団体Aの時はとにかく、感謝の強要というか。やってやったんだからそれ以上のものを返しに来いみたいな。今回(コロナ緊急支援で)支援してくれたから手紙を書きますっていうのは、感謝しているし、そういうのはちゃんとありがとうって言わなきゃいけないってわかっているのでやるのですが、それは1回言えばわかるじゃないですか。なのに、何回も何回もこの人は定期的にやってくれているから1年に1回お礼の手紙を書きなさいみたいな。例えば食料をもらったとしたらその食料を食べている所の写真をその人のLINEにいついつまでに送りなさいとか。なんていったらいいんだろう、あなた達は私たちがいないと社会に出られなかったんだぞっていうのを威圧的に言ってくるし、人格否定とかもしてくるし。
Aの人はとにかく何に対しても否定的な人達でした。
ーー支援団体Bさんでも何かそういうのを感じるところがあったのでしょうか?
Bに関しては活動に対しては思うところはないんですけど、キャパを超えてるんじゃないかなと。シェルターに来る人の中にはすごく病んでいて、感情を自分でコントロールできない人もいるから、そこでトラブルはどうしても起こるんです。そのトラブルに対して、「一緒に住んでいるんだったらあとはそっちでやってくれ」みたいな感じなのに、次から次に新しいことに手を出して、その新しいことに対してはSNSで発信するけど、今起きているシェルター内での出来事とかもそうだし、支援物資としてもらったものをSNSで上げる割には、自分がひいきにしている子達にばかり支援物資を渡して、あまり仲良くない、活動に積極的じゃない子達にはあまり回してくれないこととかも、SNSの写真を見るとその活動内の中でなかったことにされている感じがあって。新しいことを発信して、物資をもらいたいとか、支援してもらいたいというのは活動として大事だからわかるし、自分だけだったらわがままだなで済むけど、それが色々なところで多発していて、色々なところで同じように思っている子達がいて、その子達がちゃんと伝えているのに、そこに手が回っていないということは、もう活動のキャパを超えてるんじゃないかなと思うんです。そういうところがあんまり合わなくって…。
あと、団体の代表の人が役人さんとかと繋がりのある人で。
ちょっと面倒くさいなという子が入ってくると、シェルターには入れるけど、すぐに生活保護を受けさせたり。役所と癒着というか、しているので、生活保護ってそうそう通らないんですけど、「ああ支援団体Bの人ね、オッケーオッケー」みたいな感じで(笑)。
それで私も生活保護の話を持ちかけられましたし、生活保護を受けたくないって反発した子に対しては、泣くまで責め立てられたりというのを見ていたので、そういうところを見ちゃうとなという感じですよね。
国が指定した生活保護だったりを、受けることが悪いことだとは思ってないですけど、受けたくないって言ってることに対して、そこまで責め立てるか?って思うんですよね。私も散々言われましたし。「生活保護を受けていた方がお金入るよ」とか、「こう言っておけば絶対に通るから嘘ついて言ってよ」とか普通に言っていたので、それもどうなんだろうみたいなのもあって。
(⑥につづく)
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