コロナウイルス緊急支援プロジェクト

支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】④

2021年09月08日

(前回までの記事)
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】①
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】②
支援金報告インタビュー第四弾【Rさん:男性】③

――一番しんどい時に施設さんにも相談できないというのは、やはり知られてがっかりされたくないからでしょうか?

あー多分それもありますし…、まあ言えないですよね。借金とかギャンブルとか、やっぱり言えないですよね。

実際にやっぱり、僕の知り合いで卒園生なんですけど、自殺している人はまあ続出しているので。

だからこそ僕が施設とか行った時に、話す場を設けられたら、何かもし子供たちに言うとするのであれば、死のうとするならまずは職員に言ってと…、職員に話してから自殺すればみたいな、なんかそういうアドバイスはしています。何もやらないで自殺するんだったら、まずは全部やり尽くしてからそういう道でも良いんじゃないのみたいな。まあ良くはないですよ、良くはないですけど、いや、絶対だめなんですけど、まあ本当にそれがわかりやすいアドバイスだと思うので。俺のことを知っている子だったら、もし本当にだめなら俺に相談しろって。それが最終地点だって俺は言いますね。

 

――実際に経験されてるからこそ、できるアドバイスですね。

役者の事務所のある社長さんに、若くしてこういういろんな挫折をしているというのはある意味財産って言われて。僕はあくまでも役者の道を進むからそういう財産になったことではあるんですけど。だから他の人もそれを糧に強く生きて行ければなみたいな。でも少なくともほかの一般の人よりかはそういう意味では多分強いと思います。そういうアクシデントがない限りは。役者の話になってしまいますが、役者を目指すって言ってる人と、台本の掛け合いとか、あと飯とか行ったりするんですけど、やっぱり気持ちが違います。なんていうんですかね、仮に失敗しても親がバックにあるみたいなそういう感覚を感じるんですよ。俺はもうあとがないので、いろんな意味で。なので俺はもうとにかくすがる気持ちでやらないとっていう熱量の差がたまにあったりとかして。前にあったのがいわゆるサークル的な感覚の朗読会みたいなのがあって、ちょっとあまりにも熱が違いすぎて、なんか俺が悪者扱いになっちゃって。その主催者からおまえ人を見れないんだったら、合わせられないんだったら役者やめろっていわれて。でもやっぱり他の人に相談したら役者やめろっていうのは何十回も言われることだよって。それに多分そういうのって本当にそこで食っていく人は多分もっとバチバチすると思うし、それで折れてるようじゃこの世界では生きていけないって言われて。まあでも確かにそうだなって思って。僕の言い方も良くなかったかもしれないですけど、とはいえやっぱり役者やめろっていわれても、いや、じゃあほかのところでやりますくらいの気持ちでいたので。別に多分何でもないんですけど、多分それが普通の一般の人で役者やめろって言われたら相当折れます。なんならそれで自殺する人がいるくらいじゃないかなって思うくらい。多分児童養護施設でたとえばなんか借金なりましたって挫折するよりも、今まで普通に過ごしてきていていきなり挫折したら自殺に至ることが一般の人は多いみたいなので。そういう意味では児童養護施設の子は強いのかなっていうのはありますけどね。僕は生き延びた人間だからみたいな。だからやりたいこととことんやってやろうっていうのは今の僕のライフスタイルですかね。

 

 

――今施設にいる子たちが同じようになってもらえるように、もっとたくさんの人が関わることが大事だと思って、私たちは毎月訪問するということを大切にしていて。卒業してから困ったときに何かいえる大人を一人でも多く作ってあげたいと思って活動をしています。

それは良いと思います、良いと思います。

 

――ただ、自分が当事者でもないし、本当に困った時にはなかなか自分から連絡できないと思うと、どういう風に関わっていけばいいのかというところで、何かご助言いただけたらと思うのですが…

うーんまあ難しいですよね。仮に知らない人にも相談しづらいし、かといって卒園した場所、児童養護施設に今回の僕でいったらそういう借金はあんまり人には言いたくないことなので。なのでまあそうですよね、難しいですよね。

だからこそ、あくまでも個人になってしまうんですけど…

僕本当は役者であることはどうでもいいって感じなんですよ。まずはあくまでもきっかけは、さっき僕友達がほしいみたいなこと言っていたじゃないですか。その時にテレビを見ていたら、女性が男性一人に対してなんかすごいモテモテのシーンを見てて、あ、この人いいなって思って、実力あればこんなに女の子にちやほやされるんだみたいな感覚があって。そのとき思春期だったこともあったので。そこから芸能界に興味を持って、あと殺陣とかを見ててかっこいいなってなって俺こういうのやってみたいって、役者をやりたいと思ったきっかけはそれで。

やり続けている理由としては、やっぱり職員を断った話になるんですけど、“R”として子供に伝えられたらなっていう。虐待を受けたり施設にいる子たちって基本夢っていうか人生目標がなくて、そういうのが全然ないから俺が夢を叶えて諦めなければ夢は叶うっていうことを言ってあげたら絶対後押しされると思うんです。それってある意味生きる道でもあると僕は思っているので、だから僕は役者をやり続けてる。役者になって、有名とはいわないんですけど、それなりにメジャーに活躍できたら、いろんな児童養護施設に行って、なんかそういうアドバイスというか、夢を与えたいなって。俺話すのは苦手なんですけど、背中で語れたらいいなっていうのは目標にはしています。

だからあとはあくまでも今のは僕の意見なので、これが団体としてだと、僕どういうスタンスで(みらいこども財団が)子供たちと接してるかわからないんですけど、一番手っ取り早いのは子供と遊ぶことですよね。子供と遊んで子供とふれあって、多分なんですけど、いきなり訪問して堅い話っていうよりかは1、2回遊んで、じゃあ次回こういう話があるんでよかったら聞きに来てくださいの方が、俺は多分人も集まるし聞いてくれるとも思います。それが将来そういえばあの人たちいたなって、今ネット社会なんで、ツイッターとかを見て、引っかかってくれればいいのかなってスタンスですね。とにかく足を運ぶことですよね。

あとはもう卒園しちゃった子に対しては、多分なかなか関わるってことは厳しいと思うので。例えば職員にこういうのがあります、卒園生で困ってる方がいたら、こういう支援があるから利用してくださいみたいな、職員に協力してもらうとか。実際僕も今回みらいこども財団さんを知ったのは、卒園した施設からこういうのがあるんだけどっていう電話があって知ったので、やっぱり職員に言ってもらったほうが、少なくとも僕は引っかかったんで。なのでそういうのはやり続けた方がいいのかなっていうのはあります。

とにかく現場に足を運ぶことと、発信し続けることですかね。やっぱり続けることっていうのが一番きついことではあるので。でもそれが結果的にはつながる部分はあると思うので。それくらいですかね、僕がアドバイスできるとするなら。現にこうして結果が出ているわけですし、これを糧にっていうか、やり続けることをおすすめはします。

 

――ありがとうございます。とても勇気づけられました。

 

(⑤につづく)

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