児童相談所を舞台として新人児童福祉司の苦悩や葛藤、成長を描いた映画「189」、
先日、上映終了ギリギリでなんとか観に行ってきました。
もちろんエンターテインメントではあるので、
現実とは違うところがあったり、脚色はあるんだろうなと思いますが、
児相の方々のご苦労を少しでも想像できるものだったのではないかと思います。
虐待や虐待によって受けた傷の描写などはやはり見るのが辛かったですが、
現実はもっと酷いのだと思うと言葉になりません。
またそれぞれの立場での言動に対して、正しいとか正しくないとか
白黒はっきりできるような単純なものではないということが
心の奥に鋭く刺さってくるような、重たくつらい気持ちになりました。
あるシーンで主人公の上司が言った「普通の人間ですよ」という
怒りややるせなさが込められた言葉がすごく印象に残っています。
この映画の中で「普通の人間」ではないように描かれた主人公と対立する人たちも
いろんな辛い経験をしていく中で心を守るために普通の感覚を捨てたのかもしれない。
子どものことを第一に考えて行動したくても色んなことが原因でそれができない社会の構造の中で
それでも頑張ってる人が現実としてたくさんいるんだよな。
映画を見終わった後、いろんな思考が頭の中をぐるぐるしていました。
きっと何かの答えが出ることはないのですが・・・
公開期間が短かったのが残念でしたが、
(公開初日くらいに観に行かないといけなかったんだなと反省です…)
この映画が一人でも多くの人の目に触れて、
一人一人が考えるきっかけになっていたら良いなと思います。
この記事を書いた人

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経営企画室所属の社員。
1994年生まれ。京都府宇治市出身。趣味はテニス。
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