関わるお子さん・学生さんたちは自分のことを大切にしない(できない)方が多いのではないかなと感じます。
その中でもあくまで私の主観でざっくり分けると、周りに気を遣い過ぎてしまう人と、目の前の欲求や楽に見える道に流されてしまう人がいるのかなと思います。
前者は人や環境のせいにしたりせず、自分に厳しく、とても素晴らしいことなのですが、自分ではどうにもならないこと(自分の責任ではないこと)まで背負おうとしてしまって、自分のために本来やらないといけないことを遠ざけてしまう印象があります。
後者は一見好きなことを自由にして自分のことを大切にしているように見えますが、後から自分が苦しくなるということが見えていなかったり、実際に苦しい状況に陥っても逃避してしまって頑張らないといけない(頑張りたい)時に頑張れない印象があります。
いずれにしても、自分の人生は自分で歩んでいくもの(歩んで良いもの)と気づいて欲しいなぁと思っています。
過去の経験で、そうは思えないのも仕方のないことです。私には想像も出来ないような傷つきを体験していて、自分を守るために自分の人生を諦めざるを得ない場面がたくさんあったんだと思います。
その背景を知らない人からすると、本人の頑張りが足りないように見えてしまうかもしれません。
それでも施設の職員様やみらいこども財団のボランティアクルー、オンライン里親さんなど、頑張れない部分も含めて応援してくれる人は実はたくさんいます。
時には厳しいことを言う時もありますが、厳しさも含めてとても温かく優しい方々です。
交流の中で、その想いを受け止めることができる子もいれば、届かなくてもどかしいなと感じる子もいます。
それでもいつかその子自身が、自分は人からこんなにも大切に思われる存在なんだと気づき、そんな自分自身を大切にして、自分の力で人生を掴み歩んで行ってくれると信じて、私たちはただ関わり続けたいと思います。
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