先日、中学生時代の友人が家庭で虐待を受けていたことを聞きました。当時は複雑そうだな…くらいにしか思っていませんでしたが、そんな状況だったのかと驚きました。
他にも何人か複雑な家庭事情の友人が中高生の時にいました。話を聞いてなんで親がそんなことするんだろうと憤りを感じて、何もできない自分の無力さを感じていました。でも今よりももっと未熟だったので、友人のことを受け止めきれずに突き放してしまっていたのではないかなという苦い記憶もあります。
思えば、私自身がこの仕事に就いた原体験だったのかもしれません。その時は自分が子どもだから何もできない、大人になればなんとかできると思っていたのですが、実際は今もできることはそんなに変わらないという現実が目の前にあります。それでも当時よりはまだ少し大人になって、学んだこともあるし、経験したことも増えたからこそ、何もできないなりに足掻くということが少しはできるのかなと思います。
虐待の問題は、私たちには遠いようで身近にあります。みなさんの周りにも思い返してみればそうだったのかも…ということがあるかもしれません。私たち一人ひとりの力はちっぽけですが、多くの人が気づき、一歩踏み出すことで大きな力になります。身近にある問題を多くの方に知っていただけるように、これからも発信していきたいと思います。
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