みらいブログ

オンライン里親プロジェクト卒業報告④・井上由奈さん

2025年04月15日

昨年に引き続き、2024年度も、6名の学生さんが無事にオンライン里親プロジェクトを卒業することができました。

 

今年度第四弾の卒業報告書は、4年制大学に通っておられた井上由奈さん(仮名)からです!

 

由奈さんは4歳の時に児童養護施設に入所し、小学校卒業時に一時帰宅したものの、一時保護期間を経て再度中学校から施設に入所し、高校卒業までを過ごされました。

 

とっても感受性豊かで表現力に優れている由奈さん。

毎月の里親さんへの報告書は、必ずかわいい手書きイラストで装飾されていて、ほっこりと心温まる紙面であるとともに、応援してくれている里親のみなさんへの感謝の気持ちが垣間見れて、由奈さんの温かいお人柄が滲み出ていました。

 

繊細な感性をお持ちだからこそ、すごく慎重な部分もある由奈さん。

就職活動の時はなかなか気持ちが追いつかず、一歩を踏み出すことに躊躇されている時期が続きました。

葛藤する由奈さんの気持ちがわかるからこそ、オンライン里親の皆さんはどう声がけをすべきか、お互いによく考えられました。

 

そんなある日の交流会の時、オンライン里親さんがそれぞれ、なかなか自分に自信の持てない由奈さんに対して、”由奈さんのいいところ”を言い合いました。

「由奈さんはコツコツ努力できる人だよね」

「バイト先で海外からのお客様への対応があった時に、あとで言い回しを調べて次までに言えるようにしておくのはすごいことだと思うよ」

「何事にも改善する向上心のあるところも自分では気づいていないアピ-ルポイントだと思うよ」

 

由奈さんにとっては大きな気づきの時間となりました。

そういったこともあり、その後は少しずつ、就職活動を進めていかれました。

頑張る由奈さんを応援するために、中にはエントリーシートの添削までお手伝いしてくださったオンライン里親さんも!!

色々な支えがあり、そして何よりも、由奈さん自身の大きな大きな頑張りがあり、見事自動車関連会社に内定され、無事に学校を卒業することもできました。

 

4月から晴れて社会人として働き出しておられ、研修の後には里親さん達に「座学続きで疲れました〜!」と早速報告をくださっていました!

 

色々な葛藤や苦しみを潜り抜け、今新たに社会人として一歩を踏み出されたばかりの由奈さん。

優しく、感受性豊かな努力家の彼女のこれからの歩む道が、幸せに溢れたものになりますように。

由奈さん、卒業本当におめでとう!!!

 

みらいこども財団本部スタッフ・サポートボランティアクルー一同

 

◾︎◾︎◾︎

「オンライン里親プロジェクト」は、児童養護施設を出た後、様々な困難がありつつも進学の道を選ばれた学生さんを、国内外複数のオンライン里親で、お金の面だけでなく、オンラインでの定期的な交流を通じて精神的にも卒業までサポートを続ける唯一無二のプロジェクトです。

 

現在4月からの支援を希望される学生さんの選考を進めておりますが、

オンライン里親さんの人数が30〜40名程足りず、支援開始の見通しが立っていない学生が複数名いらっしゃいます。

 

 

「オンライン里親プロジェクト」にご興味がある方は、お気軽にみらいこども財団のオンライン里親プロジェクト説明会にご参加ください!

まずは資料請求からでもOKです!

 

◆みらいこども財団『オンライン里親プロジェクト』

オンライン里親プロジェクト

これからもこのプロジェクトを通して、多くの学生の夢を応援し、彼らが安心して暮らしていけるような仕組みとコミュニティを作っていきたいです。

どうぞよろしくお願いいたします!

 

 

#みらいこども財団 #児童養護施設 #ボランティア #オンライン里親 #寄付 #社会貢献 #児童養護施設ほうもん記 #社員奮闘記 #お礼状 #オンライン

#volunteer #SDGs  #里親 #donation #虐待 #貧困 #相対的貧困 #教育格差

#学習支援 #卒業 #おめでとう

この記事を書いた人

寄付でご支援いただけませんか?

財団活動の多くは無償ボランティアの善意によって成り立っています。しかし子どもたちを継続して支援するためには、どうしても資金が足りません。

もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。

生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。

私たちの仲間になって
継続寄付をお願いいたします

寄付

児童養護施設の子どもたちを支援するには長期間にわたっての支援が必要不可欠です。
現在、児童養護施設に入所する子どもは低年齢化、さらに長期化しております。
1歳から乳児院に入り、18歳で卒業するまで児童養護施設で暮らす子どもが増えています。
そのような子どもたちを長期間支援するために、サポーター会員として継続的寄付をお願いいたします。

寄付で支援する

寄付

遺贈について

寄付

遺言に基づいて特定の個人や団体に資産を分け与えることを「遺贈」といいます。
遺言書の内容により、受取人やその内容を指定することができます。
一部またはすべての財産の受取人として一般財団法人みらいこども財団をご指定いただくことで、日本で貧困や虐待で苦しんでいる子どもたちの支援や奨学金としてご支援いただけます。

遺贈について

遺贈について

オンラインセミナーに
ご参加ください。

テーマ
「貧困と虐待とみらいこども財団の
活動について」

みらいこども財団では「貧困や虐待についての現状」「児童養護施設の現状と課題」「みらいこども財団の活動内容」について詳しくお伝えするオンラインセミナーを定期的に開催しております。まずはお気軽にご参加ください。

オンラインセミナーに参加する

お気軽に
お問い合わせください。

  • バナー
  • みらいこども財団は、内閣府が主宰する「子供の未来応援基金」の支援を受けています。
    子どもたちに寄り添って草の根で支援活動をする団体として、第4回未来応援ネットワーク事業に採択されました。