様々な施設の職員様とお話しさせていただくと、アフターケアの課題をお聞きすることが多いです。
もちろん普段在所中のお子さんを見ている中でも
たくさんの大変なこと、お困りごとがあるのだと思いますが、
施設にいる間はまだ何とか施設が守ってあげられるけど、
退所してしまうとそれができない…というもどかしさが伝わってきます。
施設を出た子どもたちの多くは、親からの援助が一切受けられず、
経済的にも精神的にも頼れる人がいない中で、たった一人で生活していかなければなりません。
困っていても「心配をかけたくない」「先生も忙しいから」「怒られるかもしれない」など、
様々な理由で助けを求めることができない退所者の方がたくさんいるそうです。
「施設以外でも気軽に立ち寄れる場所があったら…」と、多くの施設職員様がおっしゃいます。
インターネットで「アフターケア」と調べてもなかなか情報が出てこなかったりします。
地方によっても充実しているところ、そうでないところがあるように思います。
毎年毎年卒業生は増える一方で、どうすればいいのか…と途方に暮れそうになりますが、
それぞれの立場でできることを地道にやっていくことが大切ですね。
より多くの方にこの事実を知っていただくことも、
今私たちにできることだと思うので、今後も発信を続けていきたいと思います。
この記事を書いた人

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経営企画室所属の社員。
1994年生まれ。京都府宇治市出身。趣味はテニス。
次の世代に少しでもいい世界を残すために、地道に頑張ります!
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