社員日記

不幸の連鎖?

2022年07月06日

先日またネグレクトとも取れる状況で幼い命が失われる事件が報道されていました。

今回亡くなられた2歳の女の子は、父親の母親へのDVが心理的虐待(面前DV)とみなされ、
親元を離れて祖母家族と暮らしていたそうですね。

祖母の元では、祖母と内縁の男性、祖母の息子さん2人と5人暮らしだったとのことで、
祖母の年齢の若さと女の子の叔父にあたる祖母の息子さんたちがまだ幼いということに少し驚きました。
(さらに今回亡くなられていた女の子を発見したのは15歳の息子さんとのことで、
想像を絶するほどの深い傷を負われただろうなと思います。)

詳しいことはわからないですが、かなり複雑な家庭環境だったのだろうかと思うと、
なにか悲しい連鎖が続いてしまったのかなと想像します。

児相の対応も問題視されていますが、現場も様々な案件に対応しないといけない中で
すべてをフォローしきれないというのが現状なのだろうなと改めて感じます。

親元から離れて祖母の家に移ったはいいけれど、
祖母も幼いお子さんを育てている中で、引き取る状況になり、
その後の支援はあったのか、祖母が助けを求められる環境はあったのか…

そもそもの母親と父親との関係はどうなっていたのか…

どこかの段階で誰かが、社会が手を差し伸べられていれば助かったかもしれないと
何か悲しい事件が起こるたびに思います。

それを繰り返してしまっているのは当事者でない私たちも含めた社会の責任でもあり、
もちろん虐待をすることは絶対にあってはいけないことなのですが、
虐待をする側の保護者も苦しんでいるということに目を向けて
どうすれば防ぐことができるのかを考えてアクションを起こすことが大切なのだと思います。

と言いつつもいつも答えは出なくて、結局は何もできていない自分の無力さを感じますが、
それでもこうした事件を悲しい、腹立たしいだけで終わらせるのではなく、
自分に何ができるのかを考え続けることをやめずに、ほんの少しでもアクションを起こしていけるようにしたいです。

寄付でご支援いただけませんか?

財団活動の多くは無償ボランティアの善意によって成り立っています。しかし子どもたちを継続して支援するためには、どうしても資金が足りません。

もし私たちの活動にご賛同いただけるなら、自由に使えるお金のうち少しをシェアしていただけませんか?
月100円からはじめられます。

生まれてきてよかったと子どもたちに思ってもらえる未来をつくるため、私たちは決して諦めません。

私たちの仲間になって
継続寄付をお願いいたします

寄付

児童養護施設の子どもたちを支援するには長期間にわたっての支援が必要不可欠です。
現在、児童養護施設に入所する子どもは低年齢化、さらに長期化しております。
1歳から乳児院に入り、18歳で卒業するまで児童養護施設で暮らす子どもが増えています。
そのような子どもたちを長期間支援するために、サポーター会員として継続的寄付をお願いいたします。

寄付で支援する

寄付

遺贈について

寄付

遺言に基づいて特定の個人や団体に資産を分け与えることを「遺贈」といいます。
遺言書の内容により、受取人やその内容を指定することができます。
一部またはすべての財産の受取人として一般財団法人みらいこども財団をご指定いただくことで、日本で貧困や虐待で苦しんでいる子どもたちの支援や奨学金としてご支援いただけます。

遺贈について

遺贈について

オンラインセミナーに
ご参加ください。

テーマ
「貧困と虐待とみらいこども財団の
活動について」

みらいこども財団では「貧困や虐待についての現状」「児童養護施設の現状と課題」「みらいこども財団の活動内容」について詳しくお伝えするオンラインセミナーを定期的に開催しております。まずはお気軽にご参加ください。

オンラインセミナーに参加する

お気軽に
お問い合わせください。

  • バナー
  • みらいこども財団は、内閣府が主宰する「子供の未来応援基金」の支援を受けています。
    子どもたちに寄り添って草の根で支援活動をする団体として、第4回未来応援ネットワーク事業に採択されました。